• 皿の上でアートを描くシェフを支える日本の野菜|ハインツ・ベック<Heinz Beck> 第3回

    第一回と第二回の記事で、繰り返し日本の野菜の素晴らしさを語ってくれたイタリアンシェフのハインツ・ベックさん。最終回となる今回、ハインツシェフが作ってくれたのは、鳩を使ったメインの一皿でした。 「オーブンでパーフェクトに焼いた鳩に、グリルした小玉ねぎとハーブ、ほんの少しのカシスを添えました。イタリアのワイン、ブルネロモンタルチーノと一緒にどうぞ。まるで美しいトスカーナでバケーションを過ごすような気分になりますよ」 と、太鼓判を押します。オーブンから取り出されたばかりの芳しい香りもさることながら、さらに目を奪われたのはその美しい盛り付けです。「まるで一幅の絵を見ているようですね」と伝え

  • 旬を迎えた沼津の金目鯛|ハインツ・ベック<Heinz Beck> 第2回

    2014年11月に東京でもレストランをオープンさせたイタリアンシェフのハインツ・ベックさん。実は初来日はもっと前の1989年でした。 「世界のあちこちで仕事をしていますが、初来日時の経験が忘れられず、いつか東京で店を持ちたいと思っていました。ようやくその夢が叶い、とても幸せです」と、語ります。 京都で出会った懐石、東京で発見した素晴らしい鮨など、ヘルシーな日本食をシェフの理想とする「美食と健康」の両立の理想形としてリスペクトするハインツさんにとって、上質な日本の食材はイタリアの店と同じように料理を提供できる強い味方なのだとか。

  • 3つ星シェフのハートを射止めたキャベツ|ハインツ・ベック<Heinz Beck> 第1回

    東京丸の内にあるイタリア料理界の重鎮、ハインツ・ベック氏の東京の店「ハインツ・ベック」。白とベージュを基調としたインテリア、仄かに照らすライト、テーブルをさりげなく飾る生花……すべてが優しく穏やかな印象です。 いくつもの店に星をもたらした敏腕シェフ、ハインツ氏。さぞやパワフルな方なのだろうと想像し、いざご本人と会ってみると、さにあらず。朗らかな笑みを湛えるその表情は、最初に抱いたこの店の印象とぴったり重なります。

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