タレまみれの至福を味わう。三宿「焼肉 六甲園」|しおりんの行かねば損する東京の焼肉
焼肉ならば毎日でも食べられる! 焼肉好きが高じて肉コラムまで執筆するようになったPR会社社長の「しおりん」こと、加藤紫織さん。最上の焼肉を求めて、東京を東へ西へ。そんな“焼肉ビューティー”が注目する東京の焼肉店を紹介します。
神戸の老舗焼肉店が三宿に誕生! 「焼肉 六甲園」
牛の飼育に関しては、関東に比べて関西は長い歴史を持っています。
もともと公家社会で、移動や農耕のために牛を飼っていた関西に対し、関東は牛の餌となる牧草地が少なかったことなどから馬がメイン。いざ食肉がさかんになった明治以降も、関東では短い肥育期間や餌事情などから豚が優勢、関西の方が牛の食用文化に一歩先んじたのだとか。
そんなわけで、関西にはハイレベルの焼肉、牛ステーキ、牛ホルモン屋など、多くのお店があるのですが、神戸で50年近く続く老舗の焼肉屋さんが、2020年に東京・三宿に進出したのです。
タレが決め手! 稀少部位入り「六甲園盛り」はマストで
神戸でもその名を知られた「六甲園」さんは、コクのあるタレがウリ。
脂質や部位によって漬け方も変化させる、タレの使い手として知られています。三宿のお店でも、本店の女将しか知らないとされていた秘伝のタレは、しっかりと受け継がれています。名物の「六甲園盛り」は、但馬牛の稀少部位、タレタン、ホルモンMIXが美味しくタレに浸かった盛り合わせ。このタレには何せご飯が合います。炭水化物が……なんて無粋なことは今日は忘れて! いいんです。明日一駅分くらい、いつもより多く歩けば(笑)。
ホルモン嫌いも大好きに。大人気の厚切りハラミ
忘れてはいけない、「厚切りハラミ」。絵面を見ればお分かりかと思いますが、これでもかってくらい、JUICY。ハラミって横隔膜なので本当はホルモンなのに臭みもなく、正肉的な甘みと旨みのためか、ホルモンが苦手でも好きな方が多い人気者。昔、ホルモンが苦手な外人さんにもオススメしたところ、ものすごくお気に召していましたし、最後までホルモンだって信じてもらえませんでした(宗教などは関係なく、単に好き嫌いだった人にオススメしたのです)。
隠れた逸品、「川岸牧場のモツ煮込み」とデリバリーOKの「ホルモン焼きそば」
ホルモンが美味しいということは、「モツ煮込み」もハズレ無し。
それもそのはず。関東では唯一、神戸牛の中でも高値がつく「川岸牧場」の内蔵を使っているという、隠れた逸品です。仕入れのタイミングなどもあるので、事前確認が必要です。
さらにさらに隠れた逸品をもうひとつ。
現在はデリバリー&テイクアウトアプリ「menu」でも取り扱っている、ホルモン焼きそば。筆者の長年の友人であり、お肉の師でもある肉マイスターの田辺晋太郎氏監修。モヤシとネギとホルモンのみというシンプルな具材ながら、「ラーメン凪」さんのモチモチ麺に、コチュジャンマヨネーズと細かく刻まれたトッピングの紅生姜が絡んで、冷めても、いやむしろ冷めたからこそ出来上がるハーモニー。あっっっっっっという間に食べちゃいます。
換気の良い焼肉店でスタミナ増し増しはもちろん。テイクアウト需要にも応えてくれる「六甲園」さん。頼りになる存在なんです。
加藤紫織(かとうしおり)
株式会社カリテ代表。証券会社、出版社勤務を経て、PR&コミュニケーション業務を中心とした(株)カリテを設立。ブランドやプロダクトPRのほか、英語、フランス語の通訳業務やMCも。プライベートでの肉好きが高じて肉コラムの執筆なども手がけるようになる。好きな部位は牛タン。愛犬の名前はタンタン。
焼肉 六甲園ヤクニク ロッコウエン
- 住所:
- 東京都世田谷区池尻2-37-10
石井ビル1F - TEL:
- 03-6805-5529
- アクセス:
- 東急田園都市線 池尻大橋駅より徒歩8分
- 営業時間:
- 18:00~25:00(L.O.24:30)※東京都の自粛要請などにより、営業時間は変更することがあります。
- 定休日:
- 年中無休
- 支払い方法:
- カード可 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) 電子マネー不可
- URL:
- https://www.instagram.com/rokkouen/?hl=ja
更新: 2021年5月13日
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