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ずっと変わらない“カフェらしさ”が、ここにある 新宿御苑「BOWLS cafe」|RINの行かねば損する東京のカフェ

自称「スコーンの人」。作り手によって千差万別の“個性のカタマリ”、スコーンに魅了され、十数年にわたりカフェを訪ねてはお菓子やお店に表れる店主の「好き」を楽しんでいる、カフェライターRINさんが、「みんな違ってみんないい。 だからカフェって楽しい!」と思わせてくれる、個性豊かな東京のカフェや喫茶店をお伝えします。

気心が知れた友人、離れて暮らす家族。どんなに親しくても、生活を共にしていない誰かと集まって話をしたり、食事をしたりすることが自由にできない毎日が続いています。これほどまでに、人の優しさやぬくもりが恋しいと思ったことがあるでしょうか。自分を温かく迎え入れてくれる場所があって、誰かが自分のために丁寧にごはんを作ってくれるということは、とてつもなく幸せなこと。こんな世知辛い今だからこそ、「BOWLS cafe(ボウルズカフェ)」が恋しくなるのです。

誰がどんな目的でも気軽に立ち寄れる。“カフェらしく”過ごせる「BOWLS cafe」

今回ご紹介するのは、2004年のオープン以来16年以上にわたり、東京随一の繁華街・新宿で、毎日お客様を迎え続ける「BOWLS cafe」。2000年代後半に始まったカフェブームを牽引し、ちょうど同じころにカフェ巡りを始めたわたしにとっては、訪れるたびに初心に戻れる思い入れのある場所です。

お店があるのは、新宿駅からは少し離れた新宿御苑の目の前。「おしゃれなパスタや洋食メニューだけでなく、飾りすぎなくていいから、美味しい“ごはん”がおなかいっぱいに食べられるカフェにしたい」と、「BOWLS(=どんぶり)cafe」と名付けられました。

近年はさまざまなジャンルのカフェが登場し、「ブックカフェ」「食パンカフェ」「日本茶カフェ」など、何かに特化したコンセプトカフェが多くあります。でも、そもそも喫茶店やカフェといえば、ひとりで本を読んだり、友人と食事をしたり、仕事の合間にちょっと時間をつぶしたり。誰がどんな目的でも気軽に立ち寄れて、のんびりと過ごせる場所。「BOWLS cafe」には、そんな“カフェらしい”姿が変わらずに残っています。

だから時代が変わろうとも、ブームに流されることなく、新宿を訪れるあらゆる人たちに親しまれてきたのでしょう。ここに訪れるお客様の顔ぶれは実にさまざま。周辺のオフィスで働く人がランチに駆け込んだり、カメラを手にしたカフェ好きさんが遠方からやって来たり、新宿御苑への散歩客や外国人観光客がふらりとコーヒーブレイクしていったり。性別、年齢、国籍までもいろいろです。

どんぶりスタイルの手作りごはんと、小さな望みを叶えてくれるカフェメニュー

「ボウルズカレー」のランチは、お惣菜とプチデザート付きで1,100円(税込)。単品でテイクアウトも可。

看板メニューはその名のとおり、どんぶりに入ったボリュームたっぷりの手作りごはん。ここではカレーやサラダもどんぶりスタイルです。中でも「ボウルズカレー」は、オープン当初から変わらない定番の人気メニュー。わたしも学生時代から何度いただいたことか。

カフェカレーと侮るなかれ。じっくりと煮込んだ野菜の甘みとトマトの酸味がきいたサラリとしたカレーは、キリッとスパイシー! ほろほろのチキンもたっぷり入っています。15年前は、喫茶店やカフェのカレー=“カレーライス”しか知らなかったわたしにとって、「ボウルズカレー」は“オシャレカレーデビュー”の場所でもあります。

「どんぶりサラダ(バゲット添え)」はレギュラーメニューで、いつでもオーダー可。

生ハムや温泉卵が載った、バゲット付きの「どんぶりサラダ」も昔からあるメニューのひとつ。「今日はヘルシーにサラダランチにする!」と言いながら、ちゃっかり食後にはデザートをオーダーしちゃう、なんて光景もお決まり。

ほかにも、ワンプレートの軽食メニューやアルコールとおつまみ、アフタヌーンティーセットまで豊富なメニューをそろえ、どんな気分のときに訪れても、「こんな風に過ごしたいな」という気持ちを必ず満たしてくれる「BOWLS cafe」。その懐の深さには恐れ入るばかり。

「迎えられている」から、ほっとする

新宿には、大きな商業施設や百貨店が多く立ち並び、飲食店も数え切れないほどあります。もっと広いレストラン、もっと駅に近いカフェもたくさんあるでしょう。それでも、ふと「やっぱりボウルズに行こうかな」と思うのは、どんなシーンで誰と来ても、求めていた美味しさと時間がそこにあるから。つまり、「いつでも自分を迎えてくれている」と感じることができるからなのだと思います。

ペット連れもお子様連れもOK。でもだからといって、おひとり様が過ごしにくいことがないように、スタッフさんたちが気遣ってくれる姿も嬉しくて。今はどうしても、心が強張ってしまいがちな日々が続きますが、テラス席なら心地いい風が吹きますし、「ボウルズカレー」はテイクアウトも可能です。どんなときでも変わらずみんなに寄り添ってくれる「BOWLS cafe」。ここ来ればいつだって、“カフェらしい”心穏やかな時間が過ごせます。

RIN

RIN

スコーンの人/カフェライター/カフェブロガー。学生時代からカフェを巡り始めて十余年。 つくり手によって千差万別に表現されるスコーンに魅了され、 スコーンを通して店主の「好き」や個性を探る。ウェブを中心にオールジャンルのカフェライターとしても活動。
自主制作エッセイ「粉のカタマリ。」「粉のカタマリ。ツゥ」を手がけるほか、カフェとコラボレーションしイベントなども行う。(インスタグラム @rin_125 )

BOWLS cafeボウルズ カフェ

住所:
東京都新宿区新宿2-5-16
TEL:
03-3341-4331
アクセス:
JR 新宿駅 東南口より徒歩7分 / 東京メトロ丸ノ内線 新宿三丁目・新宿御苑前駅より徒歩4分
営業時間:
11:30~20:00(LO 20:30) ※東京都の自粛要請などにより、営業時間は変更することがあります。
定休日:
不定休
支払い方法:
現金のみ
URL:
http://bowlscafe.com/

更新: 2021年1月26日

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