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来日3日目のイタリア人を連れて行く店 学芸大学「あつあつ リ・カーリカ」|ハヤシコウの「行かねば損する東京のイタリアン」

日本人初のイタリア人! イタリア渡航歴25年。イタリアをライフワークに活躍するハヤシコウさん。自宅には醤油がない(つまり和食は食べない!)ほどイタリア料理好きなコウさんに、今行くべき東京のイタリアンを教えてもらいます。

和の立ち飲み屋? いえいえ、ホンモノのイタリアンです

僕の周りには、日本が大好きなイタリア人がたくさんいる。彼らは日本の町も、人も食事も大好きだと言ってくれるのですが、 来日して3日もすると、たいていイタリアンを食べたいってなります。お米ではどうしても力がでないから、やっぱりパスタが食べたいと……。そんな“来日3日目のイタリア人と行きたいお店”が、このお店。イタリア人がもっとも東京らしさを感じる渋谷から、電車で約8分の東横線学芸大学駅を降りて、ごちゃごちゃした東口の飲屋街にあるカウンターだけのお店「あつあつ リ・カーリカ」。和の立ち飲み屋的な内装からはイタリアンらしさは少しも感じられないけれど、学芸大学『リ・カーリカ』、都立大学『カーリカ・リ』といった人気イタリアンの姉妹店なので、料理やワインのベースはしっかりイタリアンなのだ。

カウンターだけのお店での振る舞い方

この日は、オープン間もない時間に独りでふらりと。席に着いてすぐに、目の前で盛りつけていた「レバーのコンフィ」とグラスのスパークリングワイン。ワインをひと口飲んでから、隣の男性に軽くご挨拶。カウンターのお店だと、どうしたって隣が気になるから、こちらから早めに声を掛ける。後からいらっしゃった反対隣りの方にも、もちろんすぐにご挨拶を。レバーをつまみながらメニューを眺めると、ちょっと気になるものを発見。それは、「ブリのちょっとすけべな卵黄和え」。???

 「ボイルハムのツナソース」や「ゴルゴンゾーラムースのブルスケッタ」とか、スタンダードなメニューもあったけど、名前が気になったのでこちらを注文。それを聞いていた隣の男性も同じものを。カウンターのお店は、隣の反応を見て、「こっちにも同じのお願い!」といった注文がけっこう楽しい。「ブリのちょっとすけべな卵黄和え」は、見た目にすけべな感じはないけれど、卵黄のねっとりが舌にペタっと触れて……確かにちょっとすけべかも。

家庭ごとに味が違うトマトパスタ

この日はイタリア人の友人と一緒ではなかったけれど、このお店に来たら、間違いなく楽しいだろうなって思う。目の前で器用に和包丁を使って、長箸でていねいに盛りつけされた料理。和の器に盛っているけれど、味はイタリアン。しかも、〆には美味しいトマトのパスタがある。トマトのパスタって、作る人で全然違う味になる。それこそ、家庭ごとに違った味のトマトのパスタがある。もちろん、我が家にも「我が家のトマトのパスタ」がある。 ここのお店のは甘さや旨みがギュッと詰まっていて、「これがうちのトマトのパスタです!」って感じがとてもいい。我が家の味ではないけれど、安心できる味。きっとイタリア人も喜ぶトマトのパスタだな。

トマトのたっぷりの旨みに合わせるキレイな赤ワイン

その〆のトマトパスタに合わせるワインは何にしようかと、カウンターに並ぶボトルを眺めていると、 先日、来日していた南イタリアのワイナリー「カンティーナ・ジャルディーノ」のマグナムボトルを発見。葡萄品種はアリアーニコ種主体で、綺麗な酸の赤ワイン。長期熟成型のしっかりとしたワインに使われる品種だけれど、近年はこうしたキレイで軽やかな味わいのワインでも人気だ。旨みたっぷりなトマトのパスタにもよく合うワインだな……。

和なカウンターで、最新のイタリアワイン話を聞きながら、 翌々日からのイタリアの旅を想う。これも僕の好きな、東京のイタリアンだ。

ハヤシコウ

ハヤシコウ

株式会社ミズコルビノデザイン 代表。多摩美術大学卒、都内イタリアン勤務の後、イタリアのマルケ州ウルビーノISAに留学。帰国後、都内ワインバー勤務の後、2005年ミズコルビノ・デザイン設立。24年にわたりイタリアと日本を往復する中で培ったイタリアへの造詣を生かし、東京のイタリアンを中心に国内外の店のロゴやマーク、内装デザイン、メニューの監修などを手掛ける。2018年、「サルメリア69」の新町賀信氏と共に一般社団法人おいしい生ハム普及協会設立。

あつあつ リ・カーリカ

住所:
東京都目黒区鷹番2-20-4
TEL:
080-4858-2233
アクセス:
東急東横線学芸大学駅より徒歩2分
営業時間:
18:00~0:00(L.O)
定休日:
無休
支払い方法:
クレジットカード、電子マネー不可

更新: 2019年6月20日

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