fbpx

RESTAURANT

編集部のお気に入りのレストランをご紹介します

編集部が訪れた美味しい名店『足跡レストラン』

日本の食材で作る、新感覚ベトナム料理 外苑前「An Di(アンディ)」

「An Di」内藤シェフにとっての“モダンベトナミーズ”

外苑前駅から徒歩5分。「ミシュランガイド東京2018・2019」 のビブグルマンに掲載され、ますます注目が集まる「An Di」は、地元客にも食通にも愛されるベトナム料理店です。モダンベトナミーズと称されるその料理の担い手は、元フランス料理人である内藤千博(ないとう ちひろ)シェフ。生産者の顔が見える日本の食材と、培ってきたフレンチの技法を用いて、ベトナム料理を再構築します。この店のオーナーであり日本を代表するソムリエでもある大越基裕(おおこし もとひろ)さんが選び抜いたワイン・日本酒とのペアリングも、贅沢に楽しむことができます。

新感覚! コーススタイルで味わうベトナム料理

「ベトナム料理と聞いて思い浮かぶものといえば、生春巻きとフォーくらいでしょ?(笑)」。大皿料理や一品料理のイメージが強いベトナム料理ですが、「An Di」ではコース料理を提供しています。内藤シェフは、コースでは料理を目にした時と食べた時との印象の変化を大事にしているそう。「例えば、鹿肉のローストだったり、ポン酢ソースを添えた根菜だけの生春巻きだったり、見た目は一般的なベトナム料理らしくないのに、ハーブやスパイスをうまく合わせることで、口にするとちゃんとベトナム料理が味わえる。コースはそんな楽しさを考えていますね」。

おいしい! 楽しい! 五感を刺激する「ティーリーフサラダ」

日本の食材でモダンベトナミーズを構築する「An Di」のシグネチャーディッシュが、発酵させた日本茶を使った「ティーリーフサラダ」です。「いちごと抹茶を使った、春限定の新アレンジです!」。2017年のオープン以来、春と夏には煎茶の発酵茶葉のみを使っていましたが、今年はフレッシュな抹茶をプラス。いちごのソースを合わせ季節感もアップさせました。ちなみに秋・冬はほうじ茶の発酵茶葉に変わります。どれもシェフが必需品だと話す、福岡県・八女の「星野製茶園」の日本茶です。

茶葉の周りを野菜やナッツなど10種類以上の食材が囲みます。「豪快に、全て混ぜて食べて」とのお勧め通り、しっかり混ぜ切ってからスプーンでひとすくい。はじめにフワリと抹茶の香りが鼻に抜けたかと思うと、舌に感じる発酵茶葉の深い旨みや黄金柑(愛媛県産)の酸味が。噛むごとにローストココナッツやキャラメリゼしたカシューナッツが心地よい食感とともに砕け、甘みが追ってきます。時折り顔をのぞかせるいちごの甘酸っぱさと野菜のみずみずしさ、最後に残るハーブの爽やかな余韻——。「スプーンをすくうたびに変わる味わいを楽しんでほしい」と、シェフは話しますが、それどころか噛むたびに香りも味も食感も異なり、ひと口、もうひと口と夢中になってしまう、おいしく実に楽しいひと皿です。

オーソドックスを覆すアラカルトメニュー

10種のハーブ&季節野菜 エビの生春巻き 1,000円(税別)

一方アラカルトでは「馴染みのあるベトナム料理を、少し違った味わいで楽しんでほしい」と、内藤シェフ。エビと野菜を包んだ一見シンプルな生春巻きにも、さまざまな仕掛けが。春巻きの中でコリコリとした食感と独特の香りで存在感を放つのは、なんと柴漬け。そしてソースは、秋田県の伝統発酵調味料・しょっつると高知県産の黒糖を合わせました。スイートチリソースで味わうそれとは全く違う、まろやかな旨みと和の風味を感じさせる生春巻き。定番のベトナム料理が、日本の食材で再構築された姿がここにもあります。

自慢のワインは ペアリングでもカスタムでも

コース料理と味わえる「ドリンクペアリング」は5,300円(税別)

ディナーコースの料理に合わせ、オーナーソムリエ大越さんが選んだワイン・日本酒とのペアリングが楽しめるのも「An Di」の大きな魅力です。「おかげさまで『ペアリングが楽しめる店』と知って来られるお客様が増え、コースと一緒に楽しんでいただいています」。赤・白・スパークリングの各種グラスワイン(1,000円〜)、世界各国から集められたオーナーこだわりのワインも種類豊富に揃います。「店内だけでは場所が足りないので、近くにいくつか事務所を借りて保管しています(笑)」。好みや気分に合わせ、セレクトしてもらうのもおすすめです。

リラックスできる空間で、おいしい食事とワインを

「気取らず、ワインや料理を楽しんでほしい」と、店内には開放感のあるオープンキッチンを取り入れました。地中海風の深いターコイズブルーのカウンターが印象的。カジュアルで心地よい空間です。椅子やテーブルに温もりある木材を使うことで、アジアンテイストとリラックス感をプラス。「アラカルトでも大歓迎です。気軽に来てください」。

日本の食材によって再構築される、ベトナム料理の数々。ぜひ選りすぐりのワインや日本酒とともに、ご賞味あれ。

An Diアンディ

住所:
東京都渋谷区神宮前3-42-12-1F
TEL:
03-6447-5447
アクセス:
東京メトロ銀座線 外苑前駅 3番出口より徒歩5分
営業時間:
土・日 12:00〜13:30(L.O.)、18:00-22:00(L.O)  火〜日 18:00〜23:00(L.O.)
定休日:
月曜日、その他不定休あり
支払い方法:
クレジットカード可(VISA / MASTER / AMEX / Diners / JCB)
URL:
http://andivietnamese.com/

写真・安野 敦洋 文・山本 愛理

更新: 2019年4月11日

この記事が気に入ったら
「シェア」しよう

最後までお読みいただき、ありがとうございます

pagetop