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富山の郷土料理と厳選された日本酒を堪能 富山県魚津市「hamadaya LABO(ハマダヤ ラボ)」

富山県東部にある魚津市は、豊かな食材に恵まれ、飲食店が充実しているグルメな街。『ミシュランガイド富山 石川(金沢)2016 特別版』には魚津市内から10店舗が掲載、全国の若手料理人のコンテスト「RED U35」に入賞する料理人も複数輩出しており、料理人や食通が足繁く通うエリアです。そんな魚津に、1軒の和食ビストロ「hamadaya LABO」があります。オーナー兼料理長は、「RED U35」で2回のブロンズエッグ入賞経験もある浜多(はまだ)雄太さんです。浜多さんは「名誉唎酒師」でもあり、「日本酒のあるべき姿を残し、伝えたい」と、店には、厳選した約30種類を取り揃えています。銘酒とともに楽しめるのは、地元の食材を使った創作和食や富山の郷土料理。「若い人にも来てほしい」と、料理は本格的ながらも、良心的な価格と肩ひじを張らずに過ごせる空間で、気軽に立ち寄れる店です。

地方の食文化を日本酒とともに

料理は、サラダやフライドポテトなどをはじめとした定番メニューの他、魚津の旬の食材を使った品々を堪能できます。アラカルトで気軽にオーダーできるスタイルです。

「東京で食べる料理が一番美味しいと思われがちですよね。特に若い子たちからは。そういう人たちに、郷土料理や地方の食文化に興味を持ってもらったり、あそこのお店よかったなと思い出してもらえたりするような料理を目指しています」と浜多さん。その言葉通り、富山の食文化や食材を伝えながらも、随所にオリジナリティを感じられる“創作地方料理”とも呼べるような一品も。忘れられない郷土の味を体験できることでしょう。

富山の郷土料理を食べ比べ

郷土料理の一皿4種 800円(税別)

「富山の郷土料理はおよそ100種類ほどあると言われています。ただ、年配の方しか作り方を知らないような料理もあります。適当に作れるものではないので、いろいろな人に教えてもらい、少しずつレパートリーを増やしています」と浜多さん。

この日の富山の郷土料理を盛り合わせた一皿は、ブリ大根、しめ鯖のおせずし、あんぽ柿バターと富山のほうじ茶のチュイール添え、フクラギを酢と味噌でしめた、あんにゃなますの4品です。

ブリ大根は素材の味わいを活かした上品な味付け。おせずしは、魚津の晴れの食事でよく作られてきた押し寿しの一種。酢飯の中にしめ鯖がサンドされています。あんにゃなますは、漁師町で昔から食べられている富山の郷土料理だそう。寒い季節には、ブリでも作るそうです。あんぽ柿は「今、若い人はあまり食べないけど、レーズンバターのようにしたら食べてもらえるかなと思って。ラム酒の代わりに古酒を使い作りました」と浜多さん。あんぽ柿とクリーミーなバタークリームの組み合わせは、レーズンバターよりもまろやかな味わいで、クセになりそうな美味しさです。

まるで海の宝石。見た目も華やかなお造りと香箱ガニ

新鮮な白身魚のお造りと香箱ガニ(時価)

魚津に来たらはずせないのが、新鮮な海の幸です。旬の白身魚のお造りと香箱ガニ(メスのズワイガニ)の盛り合わせは、見た目も美しく華やか。朝採れの新鮮なものだけをいただける贅沢な一品です。

この日の白身魚は、タイ、ヤガラ、ショウサイフグ、アラ、クルマダイ。プリっとした食感と、噛むたびに染み出る旨みを堪能します。香箱ガニは、プチプチした食感の外子や濃厚な内子、そしてカニ味噌がたまりません。禁猟期が長いため、 11月頭から年末ごろまでの短い期間しか流通しない香箱ガニ。日本酒のお供にもぴったりなので、この時期お店に来たらぜひとも味わいたいもの。

お米の新たな顔を楽しめる一皿

富富富のお米サラダ 800円(税別)

浜多さんが、富山のお米を使った一品をと考案したのが「富富富(ふふふ)のお米サラダ」です。

まず、野菜が種類豊富なことに驚きます。プチトマト、ネギ、カリフラワー、ルッコラ、ラデッシュ、ニンジン、コウタイサイ、カブ、ニンジンなど、すべて契約農家でその日の朝に採れたものばかりです。どれもその瑞々しいこと! また、千枚漬け用の大ぶりのカブを作るために間引きされたカブや、葉っぱごと食べられる黒や白のさまざまな色合いのミニニンジンなどは、野趣あふれる味わい。

そして、野菜と一緒に盛り付けられているのは、なんと、とろろ昆布ごはん。ごはんは富山の新たなブランド米「富富富」を使っています。富山はコシヒカリが有名ですが、「富富富」は冷めても美味しいのが特徴。また、富山は昆布の消費量が全国でもトップクラスで、とろろ昆布はもっとも身近な食材。とろろ昆布ごはんも富山のご当地食なのです。浜多さんはそこに、玉ねぎ、ワインビネガー、フェンネルシードを入れて、香り高い一品に仕上げています。新鮮な野菜と一緒に食べるとことで、お米の新たな顔を楽しめる一皿です。

日本酒好きの好奇心をそそるラインアップ

日本酒は、富山の酒蔵や全国各地の銘酒、最近注目されている古酒や、珍しいフレーバー日本酒など、バラエティ豊かな品揃え。日本酒愛好家から初心者までが興味を持てるようなラインナップです。

現在、富山県内で通常醸造している18の酒蔵の銘柄をそろえており、ぜひとも富山の郷土料理とともに味わいたいもの。

また、山椒、柚子、生姜などのフレーバーで仕上げた日本酒やオーク樽で熟成した日本酒など、「日本酒に新たな風を」をコンセプトとする「WAKAZE」は、日本酒の新たな楽しみ方を知りたい人におすすめです。

しっとり飲める隠れ家風の雰囲気はデートにも

店内は、ブラウンとホワイトを基調とした隠れ家風の内装。かしこまった空気はなく、気軽にお酒を楽しめる空間です。とはいっても、しっとり飲める落ち着いたムードなので、女性同士やデートで利用するのにぴったりです。

hamadaya LABO 浜多屋魚津駅前店

hamadaya LABO 浜多屋魚津駅前店

住所:
富山県魚津市釈迦堂1-15-8
TEL:
0765-23-5775
アクセス:
あいの風とやま鉄道線 魚津駅 徒歩1分
営業時間:
18:00~23:00
営業日:
月曜日
支払い方法:
クレジットカード利用不可
URL:
https://www.facebook.com/hamadaya-LABO-1618568251757097/

写真・安野 敦洋 文・若松 真美

更新: 2019年1月2日

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