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4月27日公開 映画「カンパイ!日本酒に恋した女たち 」に込めた、千葉麻里絵さんから日本酒へのラブレター

2019年4月27日より、日本酒ドキュメンタリー映画『カンパイ!日本酒に恋した女たち』が公開されます。日本酒に魅了され、日本酒と人生を共にする3人の女性を主人公に描いた本作品。そのひとりが、以前「シェフの必需品」の取材で訪れた恵比寿の日本酒バー「GEM by moto」店主・千葉麻里絵さんです。千葉さんに、今回の映画に込めた想いを伺いました。

「カンパイ!日本酒に恋した女たち 」

「カンパイ!日本酒に恋した女たち」は、2015 年に公開された『カンパイ!世界が恋する日本酒』に続く、日本酒ドキュメンタリー映画の第二弾。監督は小西未来氏。前作は、サンセバスチャン国際映画祭でワールドプレミアを行い、その後も国内外の数々の映画祭で上映され反響を呼びました。

第二弾となる今作で小西監督がスポットを当てたのは、日本酒の世界で生きる「女性」。長らく女人禁制されていたこの世界で、活躍の場を自ら切り開き輝き続ける3人の姿が描かれています。その3人とは、百年以上続く広島の酒蔵「今田酒造」の女性杜氏・今田美穂さん、日本酒の魅力を世界へ発信するニュージーランド出身の日本酒コンサルタントのレベッカ・ウィルソンライさん、そして多彩なフードペアリングや日本酒のブレンドなど、枠に囚われない日本酒の楽しみ方を提案する日本酒ソムリエ・千葉麻里絵さん。日本酒の魅力とともに、自分らしく生きる勇気を与えてくれるドキュメンタリー映画です。

日本酒バー「GEM by moto」店主・千葉麻里絵さん

岩手県出身の千葉さんは一度は一般企業に勤めますが、長年の夢だった飲食の道に進むため、新宿「日本酒スタンド酛(もと)」に入社。日本酒への興味は日に日に高まり、利酒師の資格を取得します。自ら蔵元を訪れ、酒造りの技術とそれにかける職人たちの精神に触れてきました。2015年、恵比寿に自身の店「GEM by moto」をオープン。造り手の想いをお客様に伝える代弁者の役割を果たす一方、食と日本酒とのマリアージュを追求し続け、複数の日本酒をブレンドしたりスパイスと合わせたりと自由な楽しみ方を生み出してきました。

日本酒造りの現場の緊張感を感じ取ってほしい

今回、映画の主人公として出演のオファーがかかった時、迷うことなく出演を決めたという千葉さん。「『映画に出られるんだ!』って、素直に喜びました(笑)。小西監督とは以前から親交があり信頼していましたし、嬉しかったですよ、続けてきたものがひとつの大きな形になることが。心配をかけた両親にも、頑張ってる姿が見せられるかなって」。

そんな和やかな雰囲気で始まったインタビュー。終始飾り気のない笑顔で話す姿が印象的だった千葉さんですが、幾度となく熱く真剣な眼差しを見せる場面がありました。それが日本酒や蔵元について話す時。『カンパイ!日本酒に恋した女たち』という女性にスポットを当てた作品でありながら、今作でもっとも感じ取ってほしいことを問うと、「日本酒造りの空気感」という答えが返ってきました。

蔵元の貴重な映像も多く登場する中で、神聖な酒造りの現場の緊張感も細やかに映し出されています。「酒造りは人間が麴菌をコントロールしているわけではなくて、自分の力で生きている菌に、人がちょっと手助けをしてあげることで“一緒に”美味しいお酒を造っていくんです。職人たちは目に見えない菌たちと会話をするために、蔵の環境や衛生状態まで徹底して気を配らなければならない。生半可な気持ちじゃ務まりません」。緊張感やチームワーク、真剣な眼差しから、日本酒造りにかける職人たちの生き様を感じてほしいと語る千葉さん。彼女自身からも、それに負けない日本酒への愛が伝わってきました。

秋から冬は、毎週どこかの蔵元へ

作中では、千葉さんが蔵元に足しげく通う様子も描かれています。酒造りが盛んな10月から翌年2月の間、店の定休日の月曜日はほぼ毎週どこかの蔵元へ行っているそう。なかでも8年間通い続けているのが、作品にも登場する「小林酒造」や「木屋正酒造」。「蔵元に行くと、リセットされるんです」と、千葉さん。「1年間毎日お店でお客様に日本酒を勧めるうちに忘れかけていた、謙虚な気持ちや初心を取り戻せる。蔵元に行くと『まだまだ、日本酒のことわかってないな』って毎回思わされるんですよね(笑)」。何年通っても、新しい発見や気づきは絶えないのだとか。蔵元の職人さながらの緊張感あふれる千葉さんの表情にも注目です。

「初めて日本酒を好きになった時の気持ち」を思い出して

千葉さんはこの映画を通して、初めて「日本酒が好き、美味しい」と思った時の気持ちを思い出してほしいと話してくれました。「最初のドキドキや感動を思い出して、もう一度日本酒を純粋な気持ちで楽しんでほしいですね。もちろん、この映画をきっかけに日本酒を好きになってくれる方がいてくれたら嬉しい。日本酒はどんな風に楽しもうが自由ですから、自分が美味しいと思うように飲んでほしいです。私は映画でもお店でも、とにかく『日本酒ってすごいよ!』ってことを伝えたいだけ。愛の強要ですけど(笑)」。

千葉さんにとって日本酒は、食材の生産者や異業種のプロなど、たくさんの人とのコミュニケーションのきっかけになっているそう。最後に、「映画を観て、ピュアな気持ちで日本酒を飲んで『美味しい日本酒あったよ!』といろんな人と日本酒を話題にしてほしい」と語ってくれました。映画の後にはきっと美味しい日本酒で「カンパイ!」したくなるはず。そのための時間を確保しておくことも、お忘れなく。

カンパイ!日本酒に恋した女たち

© 2019 KAMPAI! SAKE SISTERS PRODUCTION COMMITTEE

カンパイ!日本酒に恋した女たち

監督・編集:
小西未来
出演:
今田美穂、千葉麻里絵、レベッカ・ウィルソンライ
URL:
http://kampaimovie.com/

文・山本 愛理

更新: 2019年4月15日

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