創業110年を迎える料理道具店「釜浅商店」がフランス・パリに初進出
東京・合羽橋にある創業明治41年(1908年)の料理道具店「釜浅商店」が、創業110年を迎える今年、パリのサンジェルマン・デ・プレに海外初店舗をオープンしました。
「釜浅商店」は、自分たちの言葉で道具が生まれる背景や、作り手の想いも一緒に届けたいという考えから、2014年からパリでのポップアップショップの活動を続けてきました。プロの料理人や一般の方への包丁や炭のセミナーなどを通じて手応えを感じ、ついに今回の出店に至ったといいます。
食の都・パリの中でも、サンジェルマン・デ・プレは、かつては芸術家が集まるエリアとして、フランス文化を発信していた歴史ある地区です。今でも老舗のカフェや画廊、美術館が共存する、パリを象徴するようなサンジェルマン・デ・プレで、日本のものづくりが認められ、道具の素晴らしさが広まることを目指しているのだそう。
主な商品は、「釜浅商店」の人気商品である包丁や南部鉄器などをはじめ、棕櫚たわしや七輪など、約280点が並びます。パリ店では包丁のほか、ステンレス製のバットやボウルなどの調理器具が人気なのだとか。意外にも、備長炭や炭道具など、昔ながらの日本の道具もパリジャンたちに受け入れられているそうです。
パリで予約の取れないレストランとして有名な「Septime」や「TOYO」など、すでに同店の料理道具を取り入れているレストランも多いのだそう。料理のジャンルを問わず、世界中のシェフから注目されている日本の料理道具。パリ店が、日本の食文化の発信源になることが期待されます。
KAMA-ASA Paris
- 住所:
- 12 rue Jacob, 75006 Paris
- TEL:
- +33 (0)1 75 42 91 09
- 営業時間:
- [月~土(水を除く)]11:00-13:00・14:00-19:00[水]14:00~19:00
- 定休日:
- 日、祝
- URL:
- http://www.kama-asa.co.jp/fr/
更新: 2018年6月11日
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