味わいのあるデザインが目を引く NAKAOの「ナカオのカステラGIFT」|紙採集家・堤信子の「日本の包み紙」
美しい日本の包み紙をこよなく愛するフリーアナウンサーの堤信子さん。新連載「つつみファイル」では、堤さんがセレクトした包み紙の美しいギフトをご紹介。堤さんのようにワンランク上の“贈り上手”になってみませんか?
今回のつつみファイルは、関美穂子さんのデザインに心惹かれる「NAKAO」の「ナカオのカステラGIFT」。なんとも印象的な色使いと模様、一度見たら忘れられないパッケージです。
ちなみに、型染め作家、関美穂子さんを知ったのは、今から10年ほど前、拙著「旅鞄いっぱいの京都・奈良」(エイ出版)の取材で、京都のある本屋さんを訪れた時のことでした。関さんの味わいあるデザインの絵柄がスタンプや便箋などの文具としてお店に並んでいて、あまりに素敵だったのであれこれ大人買いしたのを今でも覚えています。
今回ご紹介するのは、宮城県富谷市の住宅街の中にあるコーヒーとお菓子のお店「NAKAO」。木炭焙煎のコーヒーと手作りのお菓子、そしてオシャレな内装のカフェが地元の方々に愛されている人気店です。
まだお店にはお邪魔したことがないのですが、こちらのコーヒーとお菓子のパッケージはすべて、かの関美穂子さんによるオリジナルデザインということで、ずっと前から私、気になっていました。中身に自信があるからこその、パッケージへの愛情とこだわり……。「NAKAO」のコーヒーとお菓子は、美味しいに違いない……ということで今回紹介いたします。
初めて口にした「NAKAO」のコーヒーとカステラの美味しさは、期待を大きく超えていました。甘さ控えめで、ふんわり感に特徴があるカステラは、自社工場で作られたものとのこと。一切れではすまず、ついつい二切れ目、三切れ目といただいてしまう美味しさです。
合わせていただいたコーヒーは、特上ブレンドで、酸味やコクがしっかりとあるお味。木炭焙煎らしい香りの良さにもうっとりでした。そして、この美味しさにたどり着くまでがとにかく楽しい。紙袋、大箱、その中に並んだ小箱、小袋、、全てが、関美穂子さんのデザインです。芸術鑑賞しながら、丁寧にゆっくり開いていく時間、紙フェチの私にはたまりません、、今回しっかりと堪能させていただきました。
ナカオのカステラGIFT 3,250円(税別)
今回は、箱も紙袋もヴァリエーションに富んでいます。これら全てが大切な我がコレクションに加わり、うれしい限り。ほとんどの方が再利用するという人気の大箱は文箱に、また、ドリップパック箱は、絵柄があまりに可愛いので、我がコーヒーファイルの表紙にコラージュして貼り付けようと思っています。
贈られた人の笑顔が浮かぶ「NAKAO」の箱入りギフト、「ナカオのカステラGIFT」以外にも、いろいろな種類がありますので、ぜひこちらからご覧になってくださいね!
RECOMMENDER 堤 信子
昭和女子大学、青山学院女子短期大学、法政大学兼任講師、フリーアナウンサー、エッセイスト。福岡県生まれ。福岡県立修猷館高校から青山学院大学経済学部を卒業後、FBSにアナウンサーとして入社、その後フリーに。NTV「ズームインスーパー」TBS「はなまるマーケット」朝の情報番組でレギュラーを長年務めるなど、TV、ラジオ、講演、司会などで幅広く活躍中。 また、エッセイストとして、感謝をテーマにした著書などを始め、WEBや紙面での連載も手がける。さらに、大学では、プレゼン、朗読などのスピーチ各論の授業で、学生たちの伝える力を向上させるべく、教鞭を取っている。近著に『旅鞄いっぱいの京都ふたたび』(実業之日本社)、『旅鞄いっぱいのパリふたたび』(実業之日本社)がある。
NAKAO
更新: 2018年8月24日
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