贈りたい、日本のお酒|奥野田葡萄酒醸造の「ラ・フロレット ハナミズキ・ブラン2017」
お酒をプレゼントする時、どんなものを買ったらよいか、迷ってしまうことはありませんか。ホームパーティの手土産や、上司へのお祝い、または外国の友人にプレゼントをする機会もあるかもしれません。そんな時、お気に入りのお酒があれば、その場に楽しい会話が生まれるはず。その大切な1本に、“日本の”美味しいお酒を選んではいかがでしょうか。
今回も、神楽坂にあるビストロ「レストランD」のソムリエ、池戸卓さんに“日本のワイン”を選んで頂きました。池戸さんが選ぶ、“ワイン好きな人に贈りたい”日本のワインとは、奥野田葡萄酒醸造の「ラ・フロレット ハナミズキ・ブラン2017」。
奥野田葡萄酒醸造が運営する奥野田ワイナリーは、山梨県・甲州市塩山に位置する小さなワイナリー。数軒の農家が運営していた醸造場を、1989年に中村雅量さんが引き継ぎ、同県の代表品種である甲州をはじめ、シャルドネやカベルネ・ソーヴィニョンなど、ヨーロッパ系品種の開発にもチャレンジしています。自然農法にこだわり、気候や風土に合わせたブドウづくりで、ミネラル感のあるワインが特徴です。
池戸さんがおすすめする1本は「ラ・フロレット ハナミズキ・ブラン2017」。
「こちらでは、シュール・リーをした甲州がブームになる以前から、このつくり方を始めています。完熟した甲州を使用し、ブドウに付着している野生酵母で低温発酵。バトナージュといって澱をかき混ぜているので、華やかで豊かな香りと、奥行きのある味わいになっています。甲州というと、軽めのイメージがあるかもしれませんが、少しの苦味と甘味もしっかりと感じられます。
マリアージュには、ガルグイユトリュフバターソースなど、たっぷりの野菜を使った料理との相性が抜群です。和食でも、野菜の天ぷらやあんかけなど、優しい味わいの料理に合うので、食中酒として飲んでいただくのがおすすめです」
この可愛らしいエチケットは、奥野田さんの奥さまが、ワインの味わいをイメージして描いています。繊細さと華やかさを兼ね備えたハナミズキの花が、このワインにピッタリ。誰かにプレゼントする際には、話したくなるストーリーです。
2017年ヴィンテージの生産本数は5300本で、6月7日にリリースされたばかり。ワイン通なあの方に、早速プレゼントしたい1本です。
RECOMMENDER 池戸 卓
レストランD 店長。
日本ワインのメーカーズディナーやワイナリーツアーを積極的に開催するなど、日本ワインの普及に精力的に活動している。
レストランD
- 住所:
- 東京都新宿区白銀町12 白銀ビル 1F
- TEL:
- 03-5579-8674
- 営業時間:
- 17:30~24:00 (L.O.22:30)
- 定休日:
- 日・祝日
- URL:
- http://www.restaurant-d.com/index.html
更新: 2018年6月8日
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