ロンドンの初夏におすすめの「ダイニングス SW3」特製ギムレットとは?|Suntory ROKU × Dinings SW3
緑がまぶしいロイヤルパークには色鮮やかな花が咲き乱れ、夜9時過ぎまで明るい……ロンドンに気持ちのいい夏がやって来ました。「ハロッズ」のほど近くに位置する高級日本食レストラン「ダイニングスSW3」のバーも、サマーメニューをスタート。その中で、同店のオリジナルギムレットが、今ロンドナーの熱い視線を集めています。
日本特有のボタニカルを使ったクラフトジンROKUのフレーバーを高めるテクニック
昨年、英国に上陸して以来、日本固有のボタニカル6種(桜花、桜葉、煎茶、玉露、山椒、柚子)を使用した日本発のクラフトジンROKUは、ロンドンのミクソロジストの間で大きな話題になっています。「英国のジンと比べて、ジュニパーベリーがほどよく抑えられ、桜や山椒など、繊細な日本のフレーバーが際立つ素晴らしいジン」と語るのは、「ダイニングスSW3」で活躍するクリスチャン・ツゥーリア氏。今年のサマーメニューをクリエイトするにあたり、彼は、ROKUにライム、レモングラス、生姜を48時間インフュージョン。「ライムの皮をすりおろして漬け込むことにより、ROKUは爽やか、かつ、さらに味わい深くなります」。このインフューズド・スピリッツを使った「ハル・ギムレット」は、現在、店の一番人気です。
ライムの爽やかフレーバーとアロマがひと際香り立つ、人気の特製ギムレット
Dinings SW3のフロアマネージャー、エレノア・ペレグリーノさん。
レイモンド・チャンドラーのハードボイルド小説『長いお別れ』に登場したことにより、一躍世界的に有名になったジンとライムジュースのカクテル、ギムレット。このショートカクテルを「ダイニングスSW3」流にアレンジしたのが、「ハル・ギムレット」です。「“ハル”とは、春から初夏にかけての、爽やかな“晴れの日”からインスピレーションを得ています」と語るのは、同店のフロアマネージャーを務めるエレノア・ペレグリーノさん。「ライムの皮からのエキスが、インフュージョンにボディを与えます。また、フレッシュ感に溢れ、淡い黄緑色のカラーを出しています。レモングラスからの独特のアロマも、ジンのキャラクターを引き立てますね」。強くシェイクされたジンは、氷と空気に触れてほどよく角が取れ、まろやかに。「エルダーフラワー・コーディアル(ニワトコのシロップ)を加えますが、ほどよい甘さと柑橘系の酸味との絶妙なバランスが特徴です」 。
「ハル・ギムレット」レシピ
・ライム、レモングラス、生姜をインフュージョンしたROKUジン 65ml
・ライム果汁 20ml
・エルダーフラワーのコーディアル 10ml
・白砂糖のシロップ 適量
*ガーニッシュは、乾燥させたライムの薄切り
繊細なモザイクのプレゼンテーションが美しい、 サーモンとハマチの刺身をペアリングして
「この夏は、ハル・ギムレットと、店を代表するメニュー、サーモンとハマチのモザイク刺身とのペアリングを提案しています」と語るエレノアさん。地元の人々に最も人気のある刺身2種、スコットランド産のサーモンと日本から仕入れたハマチを合わせ、ユズでマリネした大根で巻き、ユズとガーリックでアクセントをつけたヴィネグレットでいただく一皿です。トッピングには、オーガニックのチャー(パンガシウス=ナマズに似た白身魚)・キャビアとコリアンダークレスを。ギムレットのライムとユズのフレーバー、また、インフュージョンのレモングラスとコリアンダーが、洗練されたハーモニーを奏でています。「ハル・ギムレットのドライな口当たりとライムが、刺身の脂身をカットしてくれる。食中酒として、ハル・ギムレットを何杯もオーダーするお客様もいます」と、エレノアさん。晴れた日は、「ダイニングスSW3」の中庭のテラス席がおすすめです。優雅なパラソルの下、緑に囲まれたオープンスペースで気のおけない友とROKUでつくられた「ハル・ギムレット」を楽しむ……。最高のロンドンの夏のひとときが過ごせるはずです。
Dinings SW3
- 住所:
- Walton House, Lennox Gardens Mews, Walton St., London SW3 2JH
- TEL:
- +44(0)20 7723 0666
- 営業時間:
- Lunch 12:00-15:00, Dinner 18:00-22:30(Tuesday to Saturday),18:00-22:00(Sunday)
- URL:
- https://dinings.co.uk/sw3/
更新: 2019年7月16日
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