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カクテルを通じて 日本の技術を世界へ|金高大輝<D. Bespoke>第3回

北京、シンガポールで「D.Bespoke」を、ジャカルタでは「D.Classic」を営むバーテンダー、金高大輝さん。日本のプロダクトを使ってオリジナルカクテルをクリエイトするこだわりについて語ります。

店名の「D Bespoke」(大輝によるオーダーメイド)が物語るように、カクテルはクラシックなもの以外はすべてオーダーメイド。「お客様が今、飲みたいものを察知し、経験や知識を巡らせてぴったりのカクテルをお作りする。これは、とても日本的なサービススタイルだと思います」。そんな金高流スタイルは、道具のこだわりにも見て取れます。

「このカクテルメイキングで使っているのは、京都「金網つじ」の曲げわっぱを私の手の大きさに合わせて作っていただいたもの。果物のカクテルを作る時に使います。また、カクテルを濾すストレイナーも「金網つじ」の茶漉し。日本の伝統工芸の機能美をバーのシーンで活かすのも、我々がもっと行うべきことだと感じています。また、『TUMUGI』 というこのスピリッツ(和ピリッツ)は「三和酒類」によるもので、日本の麹を使った日本らしい個性がある、世界に発信しいていきたい日本のスピリッツです」

そんな彼のもう1つのこだわりの日本の道具が、「BIRDY.」のカクテルツール。自動車産業のお膝元、愛知県豊田市で自動車部品を作る「横山興業」が、その研磨技術を応用し、カクテルシェーカーを作ったのが「Birdy.」誕生のきっかけ。0.1ミクロン単位の緻密さで研磨されたシェーカー内部は、液体が金属と触れ合う際に生じるダメージやストレスをおさえ、カクテルに滑らかさを与えます。その磨きの仕上げは、日本の熟練職人の手作業のなせるワザ。

「バーテンダーが欲している物に期待以上の形で応えてくれるのが、世界中にファンを作っている要因。さらに、このツールを使うカクテル作りは、海外の方に素晴らしい日本の技術を身近に感じて頂けるキッカケにもなります」

金高さんのカクテルの裏側には、日本の職人の想いが隠れています。だから、彼のカクテルは、かくも美しい。

D. Bespoke

D. Bespoke

住所:
2 Bukit Pasoh Road, Singapore 089816, Singapore
TEL:
+65 8141 5741
URL:
http://dbespoke.sg/

更新: 2018年8月8日

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