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和の伝統美が映えるバー|金高大輝<D. Bespoke>第1回

北京、シンガポールで「D.Bespoke」を、ジャカルタでは「D.Classic」を営むバーテンダー、金高大輝さん。繊細な日本の伝統美が、彼の手によって西洋のバー文化に出合った時、何が生まれたのでしょうか。

京都の町屋のように間口が狭くて奥行きのあるシンガポールの伝統建築。その特徴を活かすように、「D.Bespoke」のバーカウンターは長く奥へと続いています。“金高さんの舞台”をほんのりと照らす金網のランプシェードや、氷で満たされた木製のシャンパンクーラーが、凛とした美しさを湛えています。壁に目を向ければ、額に納められた西陣織の布。金高さんよって選ばれた日本の伝統工芸品が、重厚なバー空間に見事に溶け込んでいます。

「日本人バーテンダーが海外で活躍する舞台を作りたい」という金高さんの想いは、北京から始まり、シンガポールへ。今年はジャカルタにも「D.Classic」をオープンさせ、着実に果たされつつあります。そして、それと同時に金高さんのもう一つの想い、「日本の伝統工芸品を外国に紹介すること」もじわじわと伝わりつつあるようです。

GO ON(ゴオン)は、金高さんが支持する京都の伝統工芸文化を担う後継者のユニット。西陣織の「細尾」「中川木工芸 比良工房」「開花堂」「金網つじ」「公長斎 小菅」「朝日焼」と、いずれも長い歴史の中で育まれてきた日本の伝統工芸品の担い手たちです。GO ONは、これまでになかった柔軟な発想で海を渡り、伝統工芸品の“古臭い”イメージを払拭してみせました。クリスチャン・ディオールのブティックの壁を飾る西陣織のテキスタイル。ドン ペリニヨンとのコラボレーションによる木桶のシャンパンクーラー。ロンドンで人気の火がついた茶筒。その他、焼き物にも竹細工にも、全てに共通するのは、日本人らしい丁寧な物作りと美の追求です。

今宵も金高さんのバーで、繊細な日本人の手による美しいカクテルと共に、これらの工芸品が輝いています。国際都市・シンガポールから発信される金高さんの“日本”が、アジアのみならず世界各地へと羽ばたいています。

D. Bespoke

D. Bespoke

住所:
2 Bukit Pasoh Road, Singapore 089816, Singapore
TEL:
+65 8141 5741
URL:
http://dbespoke.sg/

文・FOOD PORT.編集部

更新: 2018年5月8日

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