フレンチ・オーヴェルジュ「レストラン・マッカリーナ」|美味しい日本が生まれる風景

南北に長細い島国、日本。国土は狭いけれど、豊かな自然と清い水がそこかしこにある美しい国です。そしてその美しい風景から、日本の美味しいものが育まれています。この連載では、大都会では見られない日本の原風景から生まれる美味しいものを紹介します。

一躍有名になった、ユリ根が特産の小さな村

北海道・真狩村。人口約2千人のこの村は、「レストラン マッカリーナ」を目指し世界中から美食家が訪れます。羊蹄山がもたらす肥沃な土地と水の恵み。真狩村という村名は「マクカリペッ」というアイヌ語に由来します。

新千歳空港から可憐な花をつけたジャガイモ畑の合間をドライブすること約2時間、羊蹄山が見えてきます。標高1898メートル。その美しい姿は、蝦夷富士と呼ばれています。周辺は道内屈指の名水処としても有名で、羊蹄山の雪解け水が数十年を経て自然に濾過され、勢いよく湧き出る場所も。すっきりとまろやかな水を目当てに多くの人が訪れています。

ジャガイモ、人参、アスパラなどの農作物の中でも、ユリ根が全国一の生産量を誇る真狩村。どれもが力強く、大地の味がします。札幌のフレンチレストランのオーナーシェフ・中道博さんと菅谷伸一シェフは羊蹄山の伏流水や農産物を目当てに、度々真狩村を訪れていたのだとか。「フランスの田舎のように、高く広い空と清涼な空気を持つこの土地とおいしい野菜に魅了され、いつかここにレストランをと夢を抱くように」と菅谷シェフ。後の「レストラン マッカリーナ」です。

 

真狩村の美しい季節を象徴するかのような、新鮮な野菜を盛り合わせた前菜。「素材本来のおいしさを最も味わっていただける一皿です」と菅谷シェフは語ります。野菜はほとんど手を加えず、かといって採れたてをそのまま出すような無粋なことはしません。絶妙なゆで加減、塩加減など、野菜の旨みを最大限に引き出す調理方法を研究し尽くしているのです。ラデッシュ、スナップエンドウ、ブロッコリーなどの野菜を自らも栽培。仕事の合間をぬって、畑仕事に精を出すのも日課です。

自然光がさす優雅なダイニング。窓からは真狩村の雄大な自然が望め、五感がより刺激されます。若い夫婦が切り盛りする「boulangerie JIN」の焼きたてパンと地下セラーのワインとともに、大地の恵みが凝縮された料理を堪能されてはいかがでしょうか。

restaurant maccarinaレストラン・マッカリーナ

restaurant maccarina

住所:
北海道虻田郡真狩村字緑岡172-3
TEL:
0136-48-2100
アクセス:
JR倶知安駅より道南バス ルスツ行き 真狩バス停下車 徒歩22分
営業時間:
[夏季] 11:30~14:00(L.O)  [冬季] [木] 17:30~20:00(L.O) [金~日] 11:30~14:00(L.O)
定休日:
水曜(夏季)・月~水(冬季)
支払い方法:
カード可 (VISA、MASTER、Diners)
URL:
http://maccarina.co.jp/

更新: 2018年4月17日

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