✈︎WORLD FOOD PORT. フィリピン発・ローカルとグローバルが混ざり合う街 マニラ
今回はフィリピン、マニラのレストラン事情について、飲食プロデューサーの青島邦彰さんにレポートいただきました。実は、マニラの飲食店舗をプロデュースしているため、もう何度もフィリピン訪問をしている、青島さん。「みなさんが思っている以上に、食文化は進化していますよ」とのこと。とっても興味深い内容になっています!
メキシカン・スパニッシュ料理が熱い
フィリピンに訪れる前は、歴史的にみてアメリカンなお店が多いのかな?という印象でしたが、実際に足を向けてみると、メキシカンやスパニッシュ系のレストランがとても多く、充実しているということに驚きました。
日本でもタコスなどメキシカンへの注目も高まっていますが、マニラのレストランはおいしくて、パワーに溢れています。
レストランなのに、キッチンが外にあることもしばしば見受けられるため、屋台かなと思いきや、奥には広いダイニングがあるなんてことも。
今回訪問したお店の中で、特に印象深かったメキシカンのお店とスパニッシュのお店を写真にてご紹介いたします。
空間づくりもセンスが良かったり、お皿への盛り付けもバランスも抜群で、常に満席という繁盛ぶり。そして、もちろん物価が安いということもあるのですが、目いっぱい飲んで食べて3000円いかないというところも注目です。
そして、日本でいうところの鉄人のシェフが出しているお店が、ファラフェル専門店。
こちらは、ファラフェルのみの販売なのですが、大繁盛していました。
まさに意外なお店でした。
ローカルなフィリピン料理
続いて、ローカルなフィリピン料理も負けてはいません。
マーケットの屋台やヌーベルフィリピン料理まで、毎日地元の人々で賑わっています。
鶏肉や豚肉を細かくチョップして炒めた、フィリピン料理「シシグ」はどこのお店にいってもシークワーサーのような柑橘がのってきます。
こちらを絞って食するのが定番とのこと。
暑い地域ということで、ミミガーの炒めものなど、沖縄とすこし似ているお料理が多いようにも思います。
屋台で食して興味深かったのが、写真でもご紹介しているサラダ。
バナナの皮の上で、ナッツやレタスなどの野菜を混ぜ合わせ、販売するときはタッパーにいれて渡されるというスタイル(笑)。
バナナの皮のまま提供したほうが、インパクトはあると思うのですが、考え方は様々ですね。その他、ロテサリーキチンも街中に溢れていますし、サテ(焼き鳥)もスパイスがふんだんに擦りこまれていて美味。暑くても食欲が衰えるどころが、増進です!
まだまだ知られていないフィリピンの食文化、これからも進化をし続けていくでしょう。
更新: 2015年7月22日
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