【こだわりの一皿】 「MOMINOKIHOUSE」自然栽培の野菜プレート|明治神宮前
人気レストランの思いを「この一皿」の誕生秘話を通して発信します。弊社編集部員が足を運び、ファンになっているお店のみの掲載です。
長きに渡って世界中からお客様が来店するお店が原宿にある。
その名も「MOMINOKIHOUSE」。1976年創業のマクロビオティックを提唱しているお店だ。
店内には世界のビックスターとの記念写真があるのにも驚く。
どんな思いをもって、このお店を開いたのかのお話をオーナーシェフの山田英知郎さんに伺った。
「MOMINOKIHOUSE」が原宿に登場したのは、1976年。今から39年前に遡る。
その当時は、まだオーガニック、有機野菜という意識をもってお店を開店する方は珍しかったに違いない。
「もちろんね、周りからは変人扱いでしたよ。でも、本当にシンプルに考えたら、江戸時代以前は農薬なんかもなく、添加物なんかもなかったんです。それが普通だったんです。
だから、現代病が増え始めたときに、私たちは食べたものでできているんだから、素材の良いもの、無駄なものをできるだけ排除したものを口にすればよいのでは?と思ったんです。そして少しでも多くのヒトに実際に体験してもらおうと、お店を開いたんです。誰に何を言われようと信念をもって貫きました」
現在、山田さんが注目しているのは、有機栽培以上に育てることが難しいとされている、自然栽培の野菜やお米たち。そもそも自然栽培とは?
「自然栽培というのは、何も手を加えられていないタネを土に撒くところから始まります。そうしたら、その後は太陽の光を浴び、雨の恵みを受けるといった、自然の恵みに育ててもらうというシンプルなスタイル。農薬を使わないのはもちろんなのですが、肥料等も一切使用しないんです。しかし、なんとも濃い旨みをもつ野菜やコメが出来上がるんですよ。不思議なことに」
そのおいしい野菜たちが、シンプルな調理法でプレートを彩っている、一番人気の野菜プレートは、ランチタイムも提供しているほか、ディナータイムではコースメニューに登場。
ご希望の方には、アラカルトでも作ってくれる。
「月に一度、MOMINOKIHOUSEの料理教室にハワイから通っている人がいるんです。なんんでもハワイにMOMINOKIHOUSEを出したいらしい(笑)あと、今度はイタリア人の女性が2週間料理を習いにくるんだよ」と笑顔の山田さん。
原宿と世界がとても近い。
オーナーシェフオーナーシェフ 山田英知郎
東京生まれ。東京・芝パークホテルでフランス料理を習った後渡米し、ペンシルヴァニア州で修行を続ける。
その後、英国に渡り、ロンドンのローリーズ・レストランで働きながら勉学に勤しむ。
帰国後、日本CI協会リマクッキング師範課程修了。
1976年、東京・原宿に日本で初めての自然食レストラン「MOMINOKI HOUSE」をオープンし現在に至る。
NPO法人日本スローライフ協会理事、NPO法人ナチュラルフードプラネット理事長
MOMINOKIHOUSEモミノキハウス
- 住所:
- 東京都渋谷区神宮前2-18-5
- TEL:
- 03-3405-9144
- URL:
- http://www.mominoki-house.net
更新: 2015年6月10日
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