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編集部のお気に入りのレストランをご紹介します

編集部が訪れた美味しい名店『足跡レストラン』|祐天寺|べしゃり

世田谷区下馬の住宅街に、地元の人たちの心を鷲掴みにしているお好み焼き屋さんがあります。その名は「べしゃり」。「本物に近道なし」のモットーのもと、「自分が納得できるものが売ってないから作るしかない」というオーナー渡辺貴さんの熱い想いから、昆布塩・柚子胡椒・生七味などの調味料のほとんどは自家製で、一度口にするとそれらの味に病みつきになり、しばらく行かないと禁断症状が出てしまうという強烈な地元のファンもいるほどです。アットホームな雰囲気で、女性一人でも子供連れでも気軽に入れる、お洒落なお店です。1階がカウンターで、2階には個室が2つあります。カウンター越しに渡辺さんや宿野圭介シェフとおしゃべりしながら、食事とお酒を飲むのも「べしゃり」の愉しみ方のひとつ。美味しい料理と共に、「おしゃべりも楽しめるお店」というコンセプトから「べしゃり」という名前がつけられたそう。

人気の前菜三種盛り

まずご紹介するのは、「人気の前菜三種盛り」。「ポテトマカロニサラダ」と「サバのスモーク」「クリームチーズ・チャンジャ和え」の人気メニューが一皿に盛られる、なんとも贅沢な一品です。

「ポテトマカロニサラダ」にはシェルマカロニが使用されており、優しく懐かしい味わいのポテトサラダと存在感のあるマカロニが調和して、口の中にほっこりと広がります。まさにポテトサラダとマカロニサラダの「良いとこどり」で、子供にも喜ばれます。

真サバを特製ダレに漬け込み、燻製にした「サバのスモーク」は、「べしゃり」ならではの究極の一品。脂がしっかりのっている燻製に合うサバを吟味していると、宿野シェフは語ります。お酒がすすむ一品です。

「クリームチーズ・チャンジャ和え」は、クリーミーなのにピリッ。軟らかいのにコリッ。エンガワのチャンジャとタラのチャンジャがクリームチーズに絡み合い、口の中で2つのギャップを味わえます。これはもう、箸が止まらなくなります。

真鯛の昆布締めとちぢみほうれん草の胡麻和え

次は、「真鯛の昆布締めとちぢみほうれん草の胡麻和え」です。

今まさに旬の、寒締めほうれん草。ビニールをかけず寒さに直接当てることで、茎が横に伸び、葉が肉厚になります。身を寒さから守るため、旨み成分が出て甘みが増すという、ほうれん草の性質を活かした栽培方法で育てられています。

胡麻味噌は、西京味噌と練り胡麻をベースに、みりん、塩、醤油で味を調えます。みりんは煮切ることでキレがある甘さになり、ツヤも出ると宿野シェフ。昆布締めした真鯛と、胡麻味噌が絡んだ鰹出汁のほうれん草が、交互に盛られています。

「真鯛とほうれん草を一緒にお召し上がりください」

味噌と練り胡麻のタレが絡んだ鰹出汁のほうれん草と、真鯛の昆布締めが口の中で旨みパワーを炸裂し、舌を唸らせました。

これには化学的な根拠があると宿野シェフ。ほうれん草と鰹節を先に合わせてから、ゴマ味噌を合えることで、えぐみを感じないのだとか。また、三大旨味成分の昆布に含まれる「グルタミン酸」、鰹に含まれる「イノシン酸」の2つがかけ合わさることで相乗効果が生まれ、さらに美味しくなるのです。「料理は化学である」と力説してくれた、宿野シェフの技術の高さがうかがいしれる一皿です。

ふわとん焼き

最後に、「べしゃり」の一番人気の看板メニュー「ふわとん焼き」。

キャベツと山芋と豚肉だけで作られたシンプルなメニューですが、ここにも「べしゃり」ならではのこだわりがあります。粉ものを一切使用していない、「グルテンフリー」のお好み焼きなのです。

「大和芋と長芋を1対1でブレンドして、自家製の昆布塩と鰹出汁で下味をつけています。キャベツの千切りを別の鉄板で炒めて、北海道から空輸している神威豚(かむいとん)を両面焼き、山芋で挟んで卵で包み焼きにしています。仕上げのソースは、それだけの味にならないように薄くのばしています。ベースにしっかりと下味をつけているので、ソースはあくまでもサポートに回る役割を果たします」

目の前の鉄板で調理された「ふわとん焼き」から、幸せな香りが漂ってきます。

その名の通り、ふわっとした食感で、幸福に満たされ、あっという間に完食。鰹出汁が効いた生地と主張し過ぎない特製ソースが調和し、肉の旨みと一緒に口の中に広がります。一番の人気メニューというのも納得のお味。

「お好み焼き屋さん」のイメージを覆すバラエティに富んだメニューの数々と、店員さんの心の込もったおもてなしに、来るたびに新しい発見と喜びを感じさせられます。

ふらっと1人で立ち寄るのもよし、ご友人やご家族と一緒に訪れるのもよし、ホームパーティなどの手土産にもよし。ぜひ1度、「べしゃり」の門をくぐってみてください。料理やお酒が美味しいだけでなく、店員さんのお人柄にも癒されて、お腹も心も満たされること間違いなしです!

べしゃり

べしゃり

住所:
東京都世田谷区下馬1-27-6
TEL:
03-6804-0717
営業時間:
17:00~24:00(テイクアウト17:00~23:00)
定休日:
年中無休

更新: 2018年3月14日

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