PEOPLE

食に携わる注目の人物をインタビュー

|血統の一皿[18]|
名店から生まれたセカンドライン
EPISODE 18
加藤牛肉店シブツウ -渋谷- 加藤敦さん

日本を代表する名料理人、名店。料理やサービス、店づくりに対する想いを受け継ぎながら、自らの“色”を打ち 出している。そんな名店のセカンドラインを、元となるお 店(1st)の主義と感性をお伝えしつつご紹介。

18「加藤牛肉店シブツウ 」肉料理/渋谷

ステーキバルの気軽さで、本格的な鉄板焼きステーキをかぶりつきで楽しめると評判の「シブツウ」。そのユニークな店名は、渋谷2丁目の住所にちなんだもの。自家製シャルキュトリーやコロッケ、メンチ、つまみとんかつといったフライものの充実ぶりも見逃せません。

肉のポテンシャルを存分に発揮する 銀座の名店のカジュアルライン

美味い牛を突き詰めていった結果、行きついたのが山形牛だったと語るご主人の加藤敦さん。精肉店の3代目にして肉マイスターでもある自らの目で選び抜いた山形牛が、銀座でどこまで通用するのだろうか、腕試しのつもりで始めたのが、「加藤牛肉店」だった。その味を、今度は、より多くの人に知ってもらいたいとの想いを込めて、2015年の3月、ここ「シブツウ」をオープンしました。銀座店は、1万6,000円のコースのみ(9時以降はアラカルトあり)の高級店ながら、カジュアル路線のこちらはアラカルトが中心。5,000円~のコースを用意するものの、自慢のステーキは80gからオーダー可能と、肉のポテンシャルはそのままに、グッと気軽に極上の牛肉を味わえるシステムも心憎いばかり。また、銀座店では行っていないランチ営業を実施するのも「シブツウ」のひとつの特徴。とんかつやハンバーグ、しょうが焼きといった定食のほか、カツサンドなど、気軽なメニューを多数ラインアップし、近隣の方々からも好評を得ています。カウンター前に設えた鉄板で、シズル感たっぷりに焼き上げられていくステーキは、加藤さんが生産者と共に開発した飼料で育てた山形牛。「うちの牛は、通常の牛よりも脂の融点が低い。だから脂の口どけがよく、しつこくないんです。渋谷の店では、トモサンカクやカメノコ等々、いろいろな部位を揃えているので、食べ比べも楽しいですよ」。加藤さんの想い入れが光る一軒です。

手前から赤身ならではの旨味の強いカメノコ、ヒレのように柔らかなシンシン、やや霜降りのトモサンカク。ロースハムやボンレスハムなど自家製のハム4種の盛り合わせ1,700円~

1ST 加藤牛肉店

神奈川県富岡で3代続く老舗の精肉店「加藤牛肉店」が始めたステーキ店。店主の加藤敦さん自ら産地を訪ね、信頼のおける生産者と共に協力して育てあげた山形牛A5の処女牛のみを扱っています。ステーキを始め、ローストビーフやハンバーグなどバラエテイ豊かな牛肉料理をコースで提供しています。

加藤牛肉店
03・5537・2220 
東京都中央区銀座6-4-5 トニービル1F 
18:00~23:00LO 
日定休

加藤牛肉店シブツウカトウギュウニクテンシブツウ

加藤牛肉店シブツウ

住所:
東京都渋谷区渋谷2-12-12
B 1 F
TEL:
03-6427-5961
営業時間:
11: 30~14:00LO(月~金)、18:00 ~23:00LO
定休日:
土ランチ、日定休

Photo大谷次郎 Text森脇慶子

※こちらの記事は2016年1月20日発行『メトロミニッツ』No.159に掲載された情報です。

更新: 2017年3月13日

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