PEOPLE

食に携わる注目の人物をインタビュー

|血統の一皿[11]|
名店から生まれたセカンドライン
EPISODE 11
キッチンさくらい -御徒町- 【横田浩志】

日本を代表する名料理人、名店。料理やサービス、店づくりに対する想いを受け継ぎながら、自らの“色”を打ち 出している。そんな名店のセカンドラインを、元となるお 店(1st)の主義と感性をお伝えしつつご紹介。

11「キッチンさくらい」洋食/御徒町

もはや日本料理ともいえる洋食。「厳選洋食さくらい」はその懐かしい美味しさを、現代においてどう表現するか、吟味した素材、手間暇かけた調理法、きめ細やかなサービスで追求する名店です。その姉妹店が「キッチンさくらい」。カジュアルですが、同様の気概を持っている魅力あふれる店です。

2000年に厳選洋食さくらいの厨房 に入った横田浩志シェフ。2010年よ り現職

オムライス、ナポリタン、ハンバーグ…。料理名を眺めているだけでも心が浮き立つ洋食屋のメニューの数々。本家と同様のラインアップを誇るキッチンさくらいですが、ここで守るべきだと肝に銘じているのは、本家で培った調理法やこだわりをきっちり踏襲するということ。例えば、デミグラスソース。本家と同じ仕込みと作り方で10日間ほどかけ、毎日、丁寧にかき混ぜながら、じっくり煮込んでいます。サービス面でもそれは同様。本家で薫陶を受け、今、この店の厨房に立つ横田浩志シェフは言います。「最も大切にしているのは、お客様に対し、真心を持って接すること。『いらっしゃいませ』から『ありがとうございました』まで、毎日、同じ気持ちでいられるようスタッフ一丸となっています」。しかし、ただ同じというだけではありません。姉妹であっても性格が違うように、この店にはこの店の個性があるのです。象徴的な料理がオムライス。ふんわり仕上がり、ソースをかけずに食べても美味しい、卵は本家譲りの優しさですが、中はケチャップ味のチキンライスではなく、ここではポルチーニの香るビーフライスを採用。調味もデミグラスで施しています。価格も本家よりリーズナブルで、そのほか、主要なメニューに関してはポーションも値段も半分というハーフサイズまで用意しているのもかなり魅力的。洋食屋としてのプライドを堅持しつつ、オリジナリティも追求しているのです。「本家よりもリーズナブルなのは、週に1回はいらっしゃれる気軽なお店でありたいから」。その気遣いにも、心が浮き立つのです。

ビーフオムライス1,300円。ソー スは自家製ケチャップのほか、デミグ ラスも選べる。美しい仕上がりに血 筋の良さを実感

ナポリタン (ハーフサイズ)500円、特製デミグラ スソースのビーフシチュー2,400円。 誰もが和むケチャップ味と、ホロホロ のスネ肉も美味しい定番2種.「これで9日目」というデ ミグラスソース。完成も間近

【1ST】厳選洋食さくらい

本物の洋食を、素材を吟味して丁寧な仕事で作り、アットホームな雰囲気の中、提供する人気店。王道メニューのほか、欧州料理も幅広く取り入れ、季節限定のメニューも。レストランとして心地良いひとときを演出しています。

03・3836・9357
東京都文京区湯島3-40-7カスタムビル7F・8F
11:30~14:30LO、17:30~22:00LO(土11:30~22:00LO、日・祝11:30~21:00LO)
無休

キッチンさくらい

住所:
東京都台東区上野3-27-3
ハトヤビル3号館 6F・7F
TEL:
03-6240-1648 
営業時間:
11:30~14:30LO、17:30~22:00LO(土11:30~22:00LO、日・祝11:30~21:00LO)
定休日:
無休

更新: 2017年1月23日

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