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SPECIALイベントレポート|有楽町|「一保堂茶舗 東京丸の内店×イイホシユミコ」一保堂で器展

2017年12月6日(水)、京都に本店を構える日本茶の専門店「一保堂茶舗 東京丸の内店」にて、『お茶のある暮らしVol.13 イイホシユミコうつわ展』が開催されました。編集部は、茶葉の魅力をワークショップを通して体験してきました。今回は、その際のイベントレポートをご紹介します。

毎年12月に、作家さんを迎えて開催される「一保堂で器展」。お茶にとって器は無くてはならない存在であるということや、気分を変えたり、季節を演出する際に大事な存在であることを伝えるために、このイベントを提案されたのだそう。今回は、磁器作家のイイホシユミコさんを迎えた『お茶のある暮らしVol.13 イイホシユミコうつわ展』です。

“一保堂のお茶を美味しく”をモットーに作られたイイホシユミコさんの作品を通して、お茶の楽しみ方を学びます。

鰻まぶし丼

今回のイベントのテーマは「丼」。一品目に登場したのは「鰻まぶし丼」です。一つ一つ異なる形のどんぶりは、繊細さと温かみがありながらも力強いオリジナリティを感じられます。

そんな器に飾られる鰻は、老舗うなぎ店「鰻はし本」さんがこしらえたもの。無投薬鰻である泰正オーガニック鰻にこだわり、継ぎ足し続けて絶品の味わいを保ち続ける秘伝のタレを使用した、絶品の一品です。また、お米に対して2~3%もち米を入れ、水は少なめ且つ吸水時間をしっかり取り、お米を炊いているそう。そのため、モチモチとしていながらも噛み応えがある“立ったお米”が実現しています。

そんな鰻まぶし丼に合わせるのは「くき玉露」。一煎目は、10gのくき玉露が入った急須に熱湯を入れ、約20秒経ったところで、お茶碗に注ぎます。お茶を淹れた後に急須に鼻を近づけると、まろやかな深い香りが漂い、とても心地よい気分になります。これも、お茶を淹れる時の醍醐味なんだとか。
味わいはすっきりとした軽やかな口当たり。鰻と一緒に食べれば、相乗効果でより食事を楽しむことができます。

こちらで使用された急須も、イイホシユミコさんの作品。スタイリッシュな見た目だけでなく、蓋と本体の隙間が無いため中身が漏れてこない点や、 釉薬を使わず焼き締められているのでお茶の香りが付きにくいというのも魅力的なポイントです。

薄氷(うすらひ)

二品目に登場したのは「薄氷(うすらひ)」。こちらの和菓子は、西陣にある人気の和菓子屋「聚洸」さんによって作られたものです。下には羊羹にメレンゲが加えられた淡雪羹、上には寒天とくずをあわせた吉野羹と二層仕立てになっており、表面にはこの季節らしく、霜に見立てた氷餅が添えられています。
フワフワとした食感と、柔らかい口どけはまさに冬景色が目の前に現れてくるよう。品のよさと、高いデザイン性を作り上げる技を感じさせてくれる一品です。

そんな魅力的な和菓子を載せるお皿はもちろんのこと、トレーと菓子切りもイイホシユミコさんの作品。植物のめしべをモチーフにして作られた菓子切りは、遊び心のある一品。経年変化も楽しめます。
今回使用されているトレーは、プレートとしてもお使い頂ける一品。使うシーンによって表情が変わるのも、魅力的なポイントです。

そんな薄氷にあわせるのは「抹茶スティック」。もとより、お客さんから抹茶一回分を個包装して販売してほしいというが要望があったことより、今回特別に作ったものだそう。
お茶を点てる前に、茶こしの中に抹茶スティックを入れ、ダマをなくすように裏漉しをします。漉した抹茶に、底から1センチほどのお湯を入れ、「い」を描くように約10回ほど茶筅でゆっくり混ぜます。混ぜるごとに、抹茶のコク深い良い香いが目の前に広がります。一口含むと、ほどよい旨みと抹茶特有のほろ苦さが味わえます。品の良い味わいは、思わず背筋を伸ばさせてくれます。

今回のイベントでは、足利文子さんがお茶の楽しみ方をご紹介してくださりました。少しの温度や待ち時間によって変化する味わいは、お茶の美味しさや淹れ方だけでなく、お茶を楽しむという時間のすばらしさも体験できました。

一保堂では、高品質の良いお茶を販売することだけでなく、茶葉の魅力を世の中に広めていくのも大事な役割だと語っていらっしゃいます。このようなお茶の魅力を学ぶ教室・イベントは、随時開催されているので、来年度のイベントも楽しみにしたいですね。

一保堂茶舗 東京丸の内店

一保堂茶舗 東京丸の内店

住所:
東京都千代田区丸の内3-1-1
丸の内仲通り 国際ビル1階
TEL:
03-6212-0202
営業時間:
店頭、喫茶室「嘉木」11:00~19:00

更新: 2017年12月21日

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