NEWS

編集部が気になる旬なニュースをお届けします

“味覚”をデザインを通じて掘り下げる「味のカタチ」展が白金台「ときのもり」で1月17日から開催!

「CIEL ET SOL(シエル エ ソル)」シェフの音羽創さん

2016年1月にオープンし、早速『ミシュランガイド東京2017』で1つ星を獲得したフレンチレストラン「CIEL ET SOL(シエル エ ソル)」。奈良をテーマにした複合施設「ときのもり」に併設するレストランで、栃木「オトワ レストラン」オーナーシェフである音羽和紀さんがプロデュースしたお店として話題になっています。音羽さんといえば、フランス料理界の重鎮である故アラン・シャペル氏に日本人として初めて師事し、東京でさえフランス料理店が珍しかった1980年代に地元である宇都宮にレストランを開店した異端児。「CIEL ET SOL(シエル エ ソル)」でシェフとして腕を振るうのは、次男の音羽創さんです。彼自身も宮城県塩釜「シェ・ヌー」、神楽坂「ル・マンジュ・トゥー」、「オトワレストラン」を経て渡仏し、フランス・アヌシー「Le Belvédère(ベルヴェデール)」で経験を積みながらヨーロッパ各地の料理を見てきた人物。

橋本夕紀夫さんの出品作品。タイトル「Dangerous Delicious」 見た目にデンジャラスな飴細工。危険を冒してまで食べるかどうかはあなた次第。 ※作品のためのラフスケッチ

その「CIEL ET SOL(シエル エ ソル)」の協力のもと、「味覚」をテーマにした展覧会が開催されます。その名も「味のカタチ」展。主催するのは、異なるジャンルのクリエイターがゆるやかに集うデザインフォーラムforo08(フォロ・ゼロット)。これまで五感とデザインの関係性をテーマにしたプロジェクトシリーズを手掛けてきましたが、その第6弾として、「味覚」をテーマに持ってきました。

味覚を構成する基本要素は「甘味」、「塩味」、「酸味」、「苦味」、「うまみ」の5つ。私たち人間は、これらの味を無意識に味わい分けて暮らしています。もちろん美味しい料理を楽しむために味覚は欠かせませんが、生命維持活動に必要な物質を体内に取り込み、有害な成分が侵入するのを防ぐため、生き物としての人間に自然に備わっている能力であるとも言えるのです。味覚はまた、身体にとって不足している要素を知らせる“センサー”の役割も果たしています。例えば、激しいスポーツの後に「冷たいビールが飲みたい」と思ったり、仕事や勉強で疲れると「何か甘い物が欲しい」と感じたりするのは、身体を一定の状態に保とうとする恒常性=ホメオスタシスが働くためです。

西森陸雄さんと皆川明さん

一方、私たち人間は、本来は「危険」の信号であったはずの苦味や酸味、「痛み」の一種であるスパイシーな刺激までをも、味わい楽しむことができます。今や「味」の世界は、生存のための本能的な機能をはるかに超え、文化としてその洗練度を極めたと言えます。本展覧会では、香りや質感、温度や色や音などの五感を総動員するのみならず、情報や知識までをもトータルに感受する「味」の世界について、デザインを通じて検証します。参加アーティストは建築家の西森陸雄さん、今村創平さん、インテリアデザイナーの橋本夕紀夫さん、グラフィックデザイナーの松下計さん、「minä perhonen(ミナ・ペルホネン)」でお馴染みのファッションデザイナーの皆川明さん。

シルクロード」の為のコンセプト作品 2016年 デザイン:建築家 西森陸雄 料理:シエル エ ソル料理長 音羽創

西森陸雄さんが出品する作品は東西の食文化を大きく交流させた「シルクロード」をテーマに、コース料理による「テーブルの上の世界」をデザイン。音羽創さんとのコラボレーションで、毎日限定数ですが作品を体験できるコース料理の提供が行われるそう(料金未定・要予約)。

普段、私たちが何気なく使いこなしているからこそ、実はよくわからない「味覚」。改めて、その大切さや意義を知るためにも、訪れる価値がありそうな展覧会です。

「味のカタチ」展アジノカタチテン

会場は奈良をテーマにした複合施設「ときのもり」

「味のカタチ」展

住所:
東京都港区白金台5-17-10
TEL:
03-5332-8901(foro 08(フォロ・ゼロット)事務局)
開催期間:
2017年1月17日(火)~2日12日(日) ※初日を除く毎週月曜日・火曜日、並びに1月26日(木)は閉場
開催時間:
11:00~18:00
主催:
デザインフォーラムforo08(フォロ・ゼロット)
協力:
「ときのもり」/レストラン「シエル エ ソル」

更新: 2017年1月12日

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最後までお読みいただき、ありがとうございます

pagetop