GIFT

大切な人への贈り物に、ちょっとした手土産に

つつみファイル|No.4 コロンバンの「ビスキュイトリコロール」

美しい日本の包み紙をこよなく愛するフリーアナウンサーの堤信子さん。新連載「つつみファイル」では、堤さんがセレクトした包み紙の美しいギフトをご紹介。堤さんのようにワンランク上の“贈り上手”になってみませんか?

今回の「つつみファイル」は、老舗洋菓子店「コロンバン」の「ビスキュイトリコロール」です。

「コロンバン」といえば、誰もがご存知の有名洋菓子店ですが、まずはその歴史について少し。創業は1924年、大正時代創業と、洋菓子店としては、かなり歴史が古いです。創業者・門倉國輝氏により、日本で最も早く正統なフランス菓子の製法による本格的洋菓子を紹介した会社で、洋菓子業界唯一の宮内省御用達メーカーでもあります。ちなみに、「コロンバン」とは、門倉氏がパリへ洋菓子づくりの勉強に行った先の菓子店の名前だったとのこと。また、諸説ありますが、生クリームを使ったイチゴのショートケーキを考案したのも、門倉氏と言われています。

そんな「コロンバン」のロングセラーが、今回ご紹介する「ビスキュイトリコロール」。個包装された様々な焼菓子の詰め合わせセットで、昭和30年代から60年代に発売されていたものを現代風にアレンジして復刻販売したもの。パティシエの手仕事で一つ一つ丁寧に作られた人気のお菓子です。

まずトリコロールカラーの紙袋が、ちょっとレトロで素敵です。これは「ビスキュイトリコロール」の専用の紙袋です。ほかのお菓子は「コロンバン」の通常の袋に入れられるのですが、このお菓子だけ紙袋が特別なのが、紙好きとしては嬉しい。クリーム色の包み紙を開けると、白い紙箱のスリーブが出てきます。ここに印刷されたお店のロゴも素敵。この紙箱スリーブの中に、3色のトリコロールカラーの四角い缶がおさめられており、その蓋を開けてやっとお菓子に辿り着きます。いかに中の焼菓子が大切に扱われているかがわかる丁寧な包装で、さらに、この缶のインパクトある3色のトリコロールカラー! お菓子を食べ終わった後、この缶に何を入れて再利用しようかと、いつもワクワクと考えてしまいます。

もちろん、個包装された一つ一つの焼き菓子は、甘さ控えめで、とても素材の良さを感じられる美味しさ。個包装だからこそ、少しずつバッグに忍ばせたり、おすそ分けをするのにも、とっても便利です。

日本に洋菓子文化を広め、今も老舗洋菓子店のプライドを持って、良質なお菓子を作り続ける「コロンバン」。これからもファンの一人として、お菓子やパッケージを楽しませていただきたいと思っています。

ビスキュイトリコロール 3000円(税別)

堤 信子

RECOMMENDER 堤 信子

昭和女子大学、青山学院女子短期大学、法政大学兼任講師、フリーアナウンサー、エッセイスト。福岡県生まれ。福岡県立修猷館高校から青山学院大学経済学部を卒業後、FBSにアナウンサーとして入社、その後フリーに。NTV「ズームインスーパー」TBS「はなまるマーケット」朝の情報番組でレギュラーを長年務めるなど、TV、ラジオ、講演、司会などで幅広く活躍中。 また、エッセイストとして、感謝をテーマにした著書などを始め、WEBや紙面での連載も手がける。さらに、大学では、プレゼン、朗読などのスピーチ各論の授業で、学生たちの伝える力を向上させるべく、教鞭を取っている。近著に『旅鞄いっぱいの京都ふたたび』(実業之日本社)、『旅鞄いっぱいのパリふたたび』(実業之日本社)がある。

コロンバン

URL:
https://www.colombin.co.jp/

更新: 2018年7月28日

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