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|東京ミートアカデミー[4]|
〜焼肉学部 カルビ専攻〜
これからのカルビの話をしよう

カルビをエンターテインするための、13の技!
ほんの少し大げさに、ドラマティックに焼いてみるだけで、焼肉の楽しさは劇的に向上する。引き続き、ヤキニクエスト先生プレゼンツ! カルビをもっと楽しくする「焼き方」と「食べ方」。

Practical Training[3限目]実技/講師 YAKINIQUEST gypsy先生

gypsy(じぷしー)
自らを〝探究者〞と称する、焼肉探究者集団。YAKINIQUESTのメンバーの一人。焼肉店通いは平均して週3度、満たされない日はハシゴも辞さない。年に100度は焼肉店に赴く、焼肉を愛してやまない理論派焼人。

1:準備&チームワークのための技

仲間同士の結束を高めたり、焼きのパフォーマンスを十分に高めたりするのに役立つ、序盤のマスト技。

BRIEFING ブリーフィング

席に座りメニューをもらったら、まず行いたいのがメンバー間の意識合わせ。各々の食べたいメニューを議題に挙げながら、その日のだいたいの流れを組んでいく。皆が笑顔で帰るための必須事項だ。

MANUALTEMPERATURECHECK 手かざし温度チェック

肉を置くのは、網の温度がしっかり上がってから!網から10cmほどの位置で手をかざしてみて程よく熱が伝わって来るまでは、はやる気持ちはしまっておこう。皆でやれば、エイエイオー!風になってさらに素敵。

BUDDYCHECK バディチェック

手元近くで肉を焼く場合、肉の状態は確認しやすいものの、網の下の火加減は見えにくい。そんな時には、対向の席に座った同士で相手の火の様子に目を配り合おう。なぜなら、火加減が最も見やすいのが、対向の席だから。チームワークって素晴らしい!

カルビのための焼きの技

ヤキニクエストが豊富な焼肉経験からあみ出した奥義の中から、カルビを焼くのに最適な技を紹介する。

LEANBACK リーンバック

比較的厚めの肉を箸にもたれかからせる(=leanback)ことで、肉の六面すべてを焼き上げ、肉汁をしっかり閉じ込めるために使われる技。手が網の上方にあったり網から近過ぎると熱いので、なるべく箸の端の方を持ちながら低い位置に構えるのがいい。

180°ワンエイティ

焼肉の網は、場所によって火加減が違う。そのため、肉に焼きムラが起こるのを最小限に抑えるべく、繰り出されるのがこの技だ。箸を使って手早く肉を180°回転させる。他人の領土を侵すことなく、省面積で美しい焼き上がりを実現することが可能である。

BRIDGE ブリッジ

比較的厚みと長さがある、直方体にカットされた肉が対象となる。肉の中央を箸ですくうように持ち、その形状のまま網にのせることで、橋のようなU字型の形状で自立する。こちらもリーンバック同様、肉汁を閉じ込めるための技だが、2面を同時に焼けるため焼き時間の短縮にもなる。肉が自立しない場合は、リーンバックで対応しよう。

3カルビの食べ方、エンターテイン

オーソドックスな食べ方に飽きてきたら、他のメニューと組み合わせて味に変化をつける。で、無限にイケる!

DIRECTLEMONDROP レモン直搾りfor塩カルビ

網の上のカルビに、直接レモンを搾ってしまう食べ方。焼き上がった肉を手元のレモン汁まで運ぶ際に肉汁をこぼしたり、レモン汁の中で肉汁がこぼれたりするのを避けるために用いられる。

JABU-TARE じゃぶタレ

焼き上がった肉を、タレに十分にくぐらせるやり方。箸で肉をしっかりおさえて、肉の表裏にしっかりとタレが行き渡るようにする。ごはんにのせることを前提としている場合や、猫舌の人にも有効である。

WITHJAPANESELEEK ネギがらめ

肉の上に大量にネギをのせるというただそれだけのことだが、刻みネギを別オーダーすることで、思う存分にネギをのせられるという快感もあいまって、幸せ度は非常に高い。大根おろしが頼める店なら、ネギの代わりに大根おろしも旨い。

WITHKIMCHI キムチのせ

余っているキムチがあるならば、カルビの上にのせてみよう。そして、ついでに肉と一緒にごはんの上にのせてみよう。きっと、もうひと山越えられる。

W-LAYER ダブルレイヤー

単にカルビを二枚重ねにして食べるというものだが、そこには男のロマンが詰まりまくっている。特に懐があたたかい時に。

ON THE RICE オン・ザ・ライス

特に、タレが旨い店で起こりがちな現象。肉が焼き上がる前の香りで、ごはんを一杯。丹誠込めて育てた一枚のカルビに、たっぷりのタレをくぐらせたのをのせて、もう二杯。帰宅した後、残り香で一杯。

JIKANSAKOUGEKI 時間差攻撃

日本人には〝口中調味〞という素晴らしい文化がある。それを活かした食べ方が、時間差攻撃だ。「キムチ→カルビ→チャンジャ→ごはん」であるのか、はたまた「ごはん→カルビ→キムチ」であるのか。温と冷、緩と急をミックスして、口の中でオリジナルの味をつくろう。

Text:根本美保子

※こちらの記事は2011年1月20日発行『メトロミニッツ』No.098掲載された情報です。

更新: 2016年9月15日

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