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|前衛派日本酒[4]|
初心者からマニアまで!
美味しいお酒を愉しめるテーマ別厳選おすすめ店!Part3

日本酒は洋食でも、中華でも、様々な料理によく合う優れた食中酒です。だからパリやニューヨークなど、海外でも広く受け入れられているのかも。ここに紹介する「料理×日本酒のマリアージュが絶妙な店」5店で、ご自身の舌で、ぜひお確かめください。

料理×日本酒のマリアージュが絶妙な店1軒目:[西麻布]西麻布 角屋

(左)和牛タン醤油漬け1,100円、特大海老フライ1,000円、智恵美人純米酒700円。智恵美人は酸味が強くどんな料理にも合う(右)カウンターでは日本酒に造詣の深い店長・友寄さんとのやりとりも愉しい。店内に満ちるゲストとスタッフの笑い声がこの店の心地よさを証明しています

割烹料理の流れを汲む、本格派料理をお手ごろ価格で

西麻布の割烹料理店「旬味 森やま」系列の日本酒バル。「西麻布らしさを外して毎日でも通える価格帯の店を作り、日本酒と本格派の料理で“日本”を打ち出したかった」とはオーナーの森山裕介さん。マグロや小田原直送の生シラスをはじめとする上質な魚介、箸で切れるほど軟らかい和牛タン醤油漬けなど、本店との一括仕入れと仕込みにより、手をかけた本格的な料理が驚くほどリーズナブルに味わえます。そんな自慢の料理の友となる日本酒は、季節に応じて幅広い味わいで厳選した約20種。定番の「智恵美人」のほか、秋は純米吟醸の冷おろし限定品「昇龍蓬莱」も東京ではあまり知られていない名酒でおすすめだそう。料理ごとに、よく合う銘柄を聞いてみるのが◎。

店舗名:西麻布 角屋
TEL:03・6427・5771
住所:東京都港区西麻布4・2・15
営業時間:17:00~翌5:00/日・祝定休(9/21のみ休業)

料理×日本酒のマリアージュが絶妙な店2軒目:[大塚]29 Rotie

(左)生ハム・サラミ3種盛り合わせ1500円、ブルー・ド・ヴェルニュ500円、おすすめの組み合わせは玉櫻 生酛仕込み 純米酒1合850円(右)店内にあるタンドール釜で焼き上げた地鶏や牛肉、菅平から取り寄せるこだわり野菜など、どの料理も燗酒が素材の旨みを引き立ててくれます

生ハム×燗酒の相性が目からウロコの美味さ

大塚の住宅街に潜む9席のこのお店に、毎夜舌の肥えた大人たちが集います。メニューはイタリアのサルーミ(生ハムとサラミ)を主とした肉料理に特化。店主の江澤さんが独立を模索していた時、サルーミ量り売り専門店「サルメリア69」の極上の生ハムと燗酒を合わせたところ想像以上に相性が良かったことから、看板となる珠玉のマリアージュが誕生しました。生ハムは薄いほど美味しいため、注文を受けてからアメリカ製の専用スライサーで極薄にカット。燗酒の温かさが加わると口の中で生ハムの脂がゆるりと溶け、香りも立って絶妙な味わいが広がります。生酛仕込みを多く揃えた日本酒は、22種のうち16種を燗酒で提供。この意外な組み合わせ、ハマります!

店舗名:29 Rotie
TEL:03・6902・1294
住所:東京都豊島区南大塚1・23・8・101
営業時間:18:00~24:00、金・土~翌2:00/水定休

料理×日本酒のマリアージュが絶妙な店3軒目:[赤坂]四川酒楼

イシモチの黒豆四川風煮1880円、麻婆豆腐980円、日下無双 純米大吟醸0.6合780円~。日下無双はクセがなく飲み飽きない味

日本酒が四川料理を際立てる濃密なハーモニー

中国の特級料理人による四川料理と日本酒のコラボ[赤坂]を提案。仕事で中国に赴いていたオーナーがお土産に日本酒を持参し、中国人までが「紹興酒より合う」と太鼓判を押したのが四川料理と無濾過生原酒の組み合わせだったとか。30種以上ある無濾過生原酒の芳醇濃厚でフルーティな味わいが中華の旨みを増幅させ、未体験の好相性。無濾過の生は開栓後すぐに味が変わるため、多数飲める貴重な一軒でもあります。

店舗名:四川酒楼
TEL:03・6459・1502
住所:東京都港区赤坂3・20・8 臨水ビル2F
営業時間:11:00~14:00/17:00~24:00、土17:00~22:00(昼は予約のみ)/日・祝定休

料理×日本酒のマリアージュが絶妙な店4軒目:[六本木]NEUF DU PAPE

白金豚骨付ロース肉のロースト2,300円、三陸ヒラメのカルパッチョボッタルガ風味900円、酉与右衛門 特別純米 無濾過800円

岩手の美味と日本酒がフレンチスタイルで融合

盛岡に本店を持つフレンチビストロ。使用するのは三陸の魚介、白金豚や短角牛、ホロホロ鳥など、食材の宝庫である岩手県から届く上質な素材で、シンプルに本来の旨みを引き出したメニューが並びます。日本酒は白ワインの一種と捉え、魚に合う辛口から肉に負けないタイプまで10アイテムを用意。なかでも上品な脂身の旨みと弾力を持つ白金豚と合わせると、フレンチスタイルならではの洗練されたマリアージュが愉しめます。

店舗名:NEUF DU PAPE
EL:03・6459・2235
住所:東京都港区六本木7・17・19
営業時間:17:30~24:00/日定休(連休の場合は月に振替)

料理×日本酒のマリアージュが絶妙な店5軒目:[根津]釜竹

季節野菜の天ぷら650円、高野豆腐(冷鉢)400円、房島屋 純米無濾過生酒 仕込17号グラス600円~

歴史ある優雅な空間で繊細な酒と料理を味わう

本店を大阪府羽曳野に置く、日本酒とうどんの専門店。30種が揃う日本酒は十四代などの名酒から味で選んだマイナーな銘柄まで幅広く、保管の温度や開栓後に味を落とさない管理が万全の状態で味わえます。旬の味覚や珍味をつまみに美酒に酔いしれ、注文を受けてから打つ絶品のうどんで〆る幸福感は専門店ならでは。隈研吾氏のデザインによる庭園を望む一室と、石蔵からなる優雅な空間が華を添えてくれます。

店舗名:釜竹
TEL:03・5815・4675
住所:東京都文京区根津2・14・18
営業時間:11:30~14:00/17:30~21:00/月定休(日はランチのみ営業)

Text:松本典子
Photo:柳大輔、岡本淑、今井広一

※こちらの記事は2013年9月20日発行『メトロミニッツ』No.131に掲載された情報です。

更新: 2016年10月28日

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