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編集部が訪れた美味しい名店『足跡レストラン』|蕎麦 流石|銀座

編集部の足跡コメント

2004年、昭和通沿いにオープンした「流石」。鴨肉やそばがき、出汁巻き卵といった蕎麦屋のつまみをいただきながら、落ち着いた空間でシャンパンやワインをいただけて、しかも〆には繊細な十割蕎麦。食に煩い銀座の人々を唸らせ、ミシュランの1つ星も獲得。2011年には東銀座寄りの、路地裏に佇むビルの2階という少々隠れた場所に移転し、今もなお人気を保ち続けています。そして、「流石」がもともとあった昭和通沿いの跡地には、蕎麦に加えて手打ちうどんもいただける「流石 琳」が、銀座八丁目には炭火焼料理と蕎麦の店「流石 Le蔵」、さらには長野県修善寺「朴念仁」と4店舗を運営。ちなみにこの「朴念仁」は「流石」オーナーの師匠であり、そば打ちの名人と謳われた石井仁さんが開いたお店で、経営を引き継いだのだとか。さて、銀座SIXもオープンし、一際賑やかになった銀座。ショッピングの合間にお蕎麦で優雅なランチをしたいなら「流石」へ。お昼からお蕎麦のおまかせコース(3,000円)がいただけます。

お昼はお蕎麦の単品はもちろん、一品料理にコースも数種類用意されています。平日に訪れる機会があるなら、「流石」の名物メニューが堪能できるおまかせコースがおすすめ。小鉢、かけそば、かき揚げ、もりorひやかけ、デザートの5品がいただけます。まず最初に出てきたのは、生湯葉。大豆と黒豆の2種類で、どちらも、ねっとりと舌に絡むような食感。一口いただけば、ほのかに感じられる豆の香りと、かえしの風味。はかなくとも印象に残る1品でスタートです。

続いてはかけそば。「十割そばはとても伸びやすいので早めにお召し上がりください」との言葉が添えられます。汁を少し含んだ蕎麦は、かすかにもっちりとした弾力を感じます。蕎麦の香りは言わずもがな、しっかりとられた出汁の滋味深い味わいに、思わず飲み干してしまいました。蕎麦というより、椀もののような食べ心地。

「朴念仁」でも名物とされていた桜えびのかき揚げ。生の桜えびを揚げていて、サクッと軽く素晴らしい揚げ具合。手前はブロッコリーの天ぷらです。この日伺った時は、ほぼ満席で、オーダーのタイミングもばらばら。なのに、熱いものは熱く、冷たいものは冷たく、テーブルに着いた時に美味しさのピークが計算されている絶妙なタイミングで提供されます。しかも、待ち時間も気にならず、テンポがとても心地よいのです。

お蕎麦はひやかけかもりか選べますが、本日はもり。まずは何もつけずにいただいて上品な蕎麦の香りと喉越しを堪能します。次にツユを口に含むと、辛口で切れよく、細くて繊細な蕎麦と好相性。十割ながら、ほろほろとした舌触りはなく、とてもしなやか。

最後のデザートはそば茶のアイスクリーム。こちらも爽やかな甘みで、少し暖かくなってきたこれからの季節にぴったり。鼻に抜ける蕎麦の香りも心地良い〆の1品です。

界隈のワーカーだけでなく、わざわざ「流石」を目指してこられたであろう観光客、お昼から日本酒を傾ける大人な女子会のみなさんなど、薄めにジャズが流れるしっとりした店内は静かながらも楽しい食事の風景が。シャンパンやワインの他にも、福井県「黒龍」、新潟県「鄙願(ひがん)」など日本酒も豊富。休日のお昼に日本酒をちびちび傾けた後に、蕎麦をスマートに手繰りたい。はたまた夜にしっかりコースをいただいてみたい。通うごとに新しい楽しみ方が見つかりそうなお店なのです。

蕎麦 流石ソバ サスガ

蕎麦 流石

住所:
東京都中央区銀座2-13-6
東二ビル2F
TEL:
03-3543-0404
営業時間:
11:30~14:00、17:30~21:30LO(土17:30~20:30LO)
定休日:
日曜日、祝日
URL:
http://ginza-sasuga.jp/honten/

更新: 2017年5月10日

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