SPECIAL

食と暮らしを豊かにする特集記事はこちらです

編集部が訪れた美味しい名店『足跡レストラン』|シュヴァル・ド・ヒョータン|池袋

編集部の足跡コメント

今回の足跡レストランで183軒目になるのですが、池袋のレストランは初めての登場。渋谷、新宿に並ぶ都心でありながら、なかなか良いお店があるというイメージがないかもしれません。しかしながら天然うなぎの名店「かぶと」や、日本酒と気の利いたつまみで常に満席の「酒、肴 おまた」、揚げ物が美味しい定食屋「美松」など探せば実はいろいろあるものです。とはいえ、フレンチとなると話は別。肩肘張らずに、そこそこのお値段で、美味しいフレンチをいただくとなると池袋ではなかなか見つかりません。

そこでおすすめしたいのが「Cheval de Hyotan(シュヴァル・ド・ヒョータン)」。立教大学の裏手の通り沿いにあるレストランです。ご夫婦で営むお店なのですが、奥様がシェフで旦那様がサービスを担当。大きな窓から差し込む光と眺めが気持ち良く、木の質感を活かした店内の雰囲気も爽やか。料理は一皿一皿美しく盛り付けられ、いただいてみれば食材も澄んだ目利きで選ばれた上質なものと分かるイキイキした料理。しかもとても良心的な価格で楽しめるんですから、ご近所の人が羨ましくなってしまうお店なのです。

この日は池袋「Cheval de Hyotan(シュヴァル・ド・ヒョータン)」にランチで伺いました。西口から徒歩10分と池袋の中心部から離れた場所にあります。軽い前菜、メイン料理 の「Menu de Jour」1,900円、前菜、メイン・デザートの「Menu de Hyotan」2,800円、そして5皿のシェフおまかせコース「Menu de Cheval」4,500円とランチのコースは3種。今回は「Menu de Hyotan」をいただきました、前菜、メイン、デザートそれぞれ2〜4種類から選べるスタイルで、ハマグリやボタンエビ、ホワイトアスパラにウズラなどなど、美味しそうなメニューが並びます。

まずはアミューズの一皿。新玉ねぎのスープに、パテ・ド・カンパーニュ、キハダマグロのマリネ、ウズラの卵とアボカドのブルスケッタの4品が一口ずつ。この見た目に1皿目から心が掴まれます。タマネギの甘み、パテカンの噛みごたえのある肉肉しい食感、マグロのねっとりとした舌触りと紫蘇の香り、パリパリと香ばしいブルスケッタの一体感と、一口一口が異なる美味しさを表現した楽しい一皿でした。

続いての前菜は「蛤と雲丹のフラン ボタン海老を乗せて」をセレクト。プリプリのボタン海老に添えられているのは苦味が心地よい山菜のフリット。その下にはハマグリでとった出汁を含ませた、ミルキーなフラン、底に隠れているのはたっぷりの雲丹とボイルされた蛤・・・。ハマグリの旨みを纏ったフランに雲丹を絡ませ、海老に絡ませ、余すところなく春の美味しさをいただける一皿です。

メインは「ウズラ もも肉のコンフィとちりめんキャベツで包んだ胸肉」。マスタードのソースの程よい酸味がキャベツの甘みを引き立てているのですが、そのキャベツに包まれたロゼ色のウズラの胸肉が絶妙な柔らかさ。相対してパンチのあるコンフィは、ソース無しで素材の美味しさだけで勝負。部位ごとに異なった味わいが楽しめます。ガルニのポテトのピュレやシャキシャキのスナップエンドウ、筍もそれぞれ美味しさが引き出された名脇役です。

最後のデザートは「苺のスープとピスタチオのアイス」。ごろごろと輪切りの苺がたっぷり入ったスープは濃厚。そこに同じく濃厚なピスタチオのアイスは、ナッツならではの香ばしさが強調されています。グラスの底には練乳のソースが隠れていて混ぜながらいただいていると、不意に口に入ってくるミントの爽やかさがアクセントに。デザートに至るまで食べる楽しさが続く、幸せなランチでした。

大満足な食後感とともに、食べたものを振り返ってみると、本当にこのお値段で食べて良いものかと心配になるくらいの、贅沢に食材を使ったコース。ようやく寒さも落ち着いて暖かくなってきた春の季節感を感じ、気持ちも豊かになる料理の数々でした。ちなみに夜の「Cheval de Hyotan(シュヴァル・ド・ヒョータン)」もコース、アラカルトともに大満足間違い無しの内容。ご主人のワインのセレクトもセンスが光り、きっと素敵な夜を過ごせるはずです。オープンキッチンを眺めながら、気持ちのよい雰囲気の中いただく洗練されたフレンチ。上質な時間がここにあります。

Cheval de Hyotan(シュヴァル・ド・ヒョータン)シュヴァル・ド・ヒョータン

Cheval de Hyotan(シュヴァル・ド・ヒョータン)

住所:
東京都豊島区西池袋3-5-7
ウィルコート 1F
TEL:
03-5953-3430
営業時間:
11:30~13:30LO、18:00~21:00LO
定休日:
水曜、第3火曜
URL:
http://cdhyotan.com/index.html

更新: 2017年4月11日

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最後までお読みいただき、ありがとうございます

pagetop