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✈︎WORLD FOOD PORT. インド発・ チャパティ>ナン

食するのは圧倒的にチャパティ

日本では、インドカレーと一緒に食べるものとしてナンが有名だが、実はインドの一般家庭ではチャパティという薄生地のパンを主に食べている。 インドのほかにもバングラディシュ、アフガニスタンでも食べられている。

ナンとの違い

手際良く数枚焼き上げていきます

このチャパティは、基本的に薄く作るのだが、ナンは膨らみを持つ。 それは、チャパティは生地を発酵させないでそのまま焼くのに対し、ナンは生地をねかして、発酵させてから焼くという特徴の違いである。インドに住むように なり納得したのだが、ナンはパン生地が厚く、タンドールという石釜の内側に張り付けて焼く必要があるが(インド料理レストランで見る光景)、インドの一般 家庭には石釜がないため、手軽に焼けるチャパティが食べられているのだ。 結果的に、ナンは日本と同じようにレストランで食べるものなのだ。 また、厚手生地のナンだとすぐにお腹が一杯になる為、いろいろなカレー料理を食べる為にも、薄手生地のチャパティが好まれている。今回は、我が家のインド 人のお手伝いさんがとても手際よく焼きあげていく模様をレポートする。

家庭的なチャパティのつくりかた

1)全粒粉である『チャパティ粉』を用意。

2)水を加えて練り込む。(お手伝いさんは分量など計らず、感覚で混ぜていく)
*一例として 全粒粉:200gに対し、水:120cc

3)丸めた生地を小分けにし、チャパティ専用の台とめん棒で丸く薄く直径15~20cm位に伸ばし、少し厚めのクレープ生地の状態にする。 (お手伝いさんの手際は異常に早く、どんどん綺麗な円形の生地が出来上がっていく)

4)生地を1枚ずつ、両面に薄い焦げ目がつく程度に焼きあげる。(片面30秒ずつ程度)。 *本来は専用の鉄板を使用しますが、今回、我が家は一般のフライパンで代用。

5)最後にガスレンジに生地を直接のせると、生地が膨らみ(片面20秒ずつ程度)、両面を直接焼いたらガスレンジから取り上げます。生地は自然としぼんでいき、薄手のパン=チャパティの出来上がり。

この生地に付けるのは、カレーだけではなく、野菜にガーリックジンジャーペーストを混ぜて炒め煮たもの等も生地で包んで食べる。

インドでは、右手だけでとても器用にチャパティを小さくちぎってカレーや野菜を包んで食べる。「日本人ならお箸使えるし、簡単に出来るだろ!」といわれるのですが、これがなかなか難しい。
因みに、我が家では一度の食事で4-5枚/人食べるのだが、4人家族のお手伝いさんの家では、一度に40枚くらい焼いて食べるとのこと。
また、ランチ用に自宅から持ってくるお弁当にもチャパティの場合が多い。

チャパティはいわば自宅で食べるご飯。日本でも、ご飯の炊き方は固めが好みだとか、水分が多い柔らかめが良いなど、家庭によって好みがあるのと同様に、実は粉と水の分量と焼き方に多少の違いがあったりもする。(それほど味が変わるものではないが・・・)

「チャパティ>ナン」日本人にとって意外とも思えるこの順序は、インドではこれからも普遍的であろう。

更新: 2012年7月17日

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