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|尊敬できる鮨[22]|

尊敬できる鮨の名店
【鮨処 喜楽】経堂

江戸前鮨の歴史は、師匠から弟子へと技と伝統が受け継がれ、紡がれてきました。そしてそれは平成の世となった現在も続いており、また新しい歴史が作られています。ここではそんな現在の鮨を生み出し続ける職人のみなさんをご紹介します。

信頼できる素材で仕上げる地域で愛され続ける鮨

昭和12年に世田谷区は経堂に創業した「喜楽」。3代目を務める店主の太田龍人さんは、「今年で53歳。朝から晩まで眉間にシワを寄せて、鮨とにらめっこする歳じゃないよ」と笑いますが、もちろん旨い鮨を追究する精神は衰えていません。使う素材は顔のわかる作り手の、信頼できるものばかりを揃えます。例えばシャリに用いる赤酢は、京都の老舗お酢屋・飯尾醸造が時間をかけて作り上げる、旨みが豊かなもの。またワサビは、富士宮市の農家さんから仕入れる、鮨にぴったりの粘りと香りを持つ高級品種「真妻」。「ゆるく、楽しく」と言いつつも、太田さんは鮨を形作る一つひとつの素材にまで、しっかりとこだわりを宿しているのです。

|太田龍人さん|

今でも月に1~2度は釣りに出掛けるという太田さん。自身が釣った魚を店で提供していたこともあったのだそう

東京都出身。21歳の頃から実家である鮨店「喜楽」で修業を開始する。2000年に3代目として店を任され、現在も地域の人に愛される店を守り続けている。幼少の頃から大の釣り好きであり、魚の知識はかなりのもの。

おまかせの握りの内の一例。藁で燻した香ばしい鰹には、擦ったねぎが添えられさらに香り豊かに

すしどころ きらく

すしどころ きらく

住所:
東京都世田谷区経堂1・12・12
TEL:
03・3429・1344
営業時間:
11:30 ~ 13:30LO、17:30~ 21:30LO、日・祝11:30 ~13:30LO、17:30 ~ 20:30LO 水定休

Photo:加藤純平
Text:effec(佐藤潮、いずみかな、山田彩、荒井しんご)

※こちらの記事は2015年2月20日発行『メトロミニッツ』No.148に掲載された情報です。

更新: 2017年3月18日

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