SPECIAL

食と暮らしを豊かにする特集記事はこちらです

✈︎WORLD FOOD PORT. 香港発・安価でおいしいレストランの魅力

香港の街はおいしいものに囲まれ、活気にあふれたイメージが強いですよね。
街の人にも笑顔が溢れている印象が強いです。
世界各国のレストランがオープンしている今、香港の魅力を感じるにはやっぱり現地の人々が集うお店にいかなければ感じられないことがあるんです。
今回はビジネスにおいて香港と日本を行き来しながら、4か月ほど滞在した山本卓也さんから、香港の現地食レポートです。

その土地を知るにはその土地のレストラン

香港と言えば、「食」の宝庫と言われ、沢山の人が観光に訪れる街。
飲茶や広東料理、高級なフランス料理やイタリアン、もちろん和食もある。
観光で訪れる人は高級店やホテルのレストランで食事を楽しむのが一般的だし、当然バジェットを確保するので、まず味を外す事は無いと思う。

香港の代表的なメニューは叉焼飯。
名前の通りの叉焼をご飯の上に乗せて、八角の効いたソースをたっぷり掛けたシンプルな料理。大概、ゆでた青梗菜と塩卵が一緒に乗っている。
どこもお店で作るオリジナル叉焼なので、お店によって三枚肉の柔らか系や、ロースの様な歯ごたえ系。甘辛だれや、醤油系のたれまで千差万別。HK$300くらいが相場である。

しかし、低料金で満腹になるほど食べる事が出来る、庶民の食堂へ訪れる事を忘れてはいけない。

香港では、家庭で料理をするという習慣があまり無いようで、朝昼晩と外食で済ませる人がかなり多い。その為か、ローカルのお店はどこも安い料金で手軽に食べる事が出来、24h営業のお店や、早朝から営業しているお店もそこかしこに点在している。
事実、私も4ヶ月間出張で訪れている間、数回は部屋で料理をしたものの、ほぼ外食が中心だった。

香港ならではのコミュニケーション

その代表として、茶餐廳(チャーチャンテーン)がある。
分かりやすく言うと、香港式カフェレストランなのだが24時間営業が多いのが特徴で、地元庶民の台所といったお店。その昔“地元の人々が手軽に洋食を楽しめる様に”と出来た業態らしい。そこら中にあるので、香港に行った人は見た事があるのではないだろうか。
食事は日本円でHK$30程度の物から高くてもHK$60程度だが量はかなり多め。
そして、レモンティー(極甘)かコーヒー(こちらは練乳入り)が付いてくる(笑)

メニューは大概広東語で書かれているので、注文したのは良いが想像と全く違う料理が来たなんて事もある。
食材も様々で、野菜はもちろん、お肉、魚、内蔵料理、しかも日本の「出前一丁」までも・・・・
運ばれて出てきた味わいも、その時々でまったく異なる。
絶妙な味付けだったり、理解不能な味付けだったりもする。
とにかく、品揃えは多いが、自分の常識の範囲を大きく越える料理が多い。
しかし、裏を返せば日本の「カフェ飯」創世記のメニューにも通じる物があるように感じる。

ここまで読まれた方はと、”危険を冒して何故食べに行く?”と思うかもしれないが、特定のお店に通い続けていると、雑多な雰囲気を楽しめたり、メニュー表記の意味が分かる様になり、最初はぶっきらぼうな店員さんが顔を覚えてくれて、常連さん扱いしてくれたりと、なかなか面白い展開になったりする。

最終的には、お店のおばちゃんと仲良くなり注文しなくても自分の好みドンピシャな食事を持って来て、「これでしょ?」的な顔をしたりする。
もちろん、私は広東語・北京語が全くダメ。おばちゃんは英語・日本語全くダメ。が、おばちゃんが私の好みを理解して奇跡がおこる。

レストランは食事をする事が目的の場所。
しかし、香港の「雑」で「サービス精神」も「おもてなしの心」も無いお店で、人間の欲求を満たす事をする中にも、憎めない人情を体験するのも旅の楽しみの一つではないでしょうか。

更新: 2014年3月26日

この記事が気に入ったら
「シェア」しよう

最後までお読みいただき、ありがとうございます

pagetop