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✈︎WORLD FOOD PORT. スリランカ発・スリランカのカレー事情

スリランカと聞くと、やはり紅茶のイメージが強いですね。
しかし、近年は日本でもスリランカ料理のお店などが登場するほど、食文化も魅力的。
インドカレーとも異なるスリランカのカレーを実際に現地で味わってきた、橋ヶ谷梢さんからレポートが届きました。

スリランカの魅力

旅の前、友人達に今回はスリランカに行って来ると伝えると、スリランカってもどこにあるの?という反応が多かったので、まずは地理とスリランカの事情についてのお話からしていきたいと思います。
スリランカはインドの南東に位置し、北海道とほぼ同じ大きさの島国で、現在2000万人程が暮らしています。(ちなみに北海道の人口は約550万人)

皆さん意外とご存じないですが実は内戦が終了したのは2009年と最近の話。
内戦の前にはポルトガル、オランダ、イギリス等の植民地だった過去もあります。
スリランカの人たちが自由に生きられるようになったのは、ついここ6年前の話なのです。

イントロダクションはこのくらいにしておきまして、次にスリランカと言えば!のお話。
スリランカと言えば!まずは、セイロンティーの名産地です。
リプトンがスリランカでの紅茶栽培によって大きな富を得た事は言わずと知れていますが、実は、その昔スリランカは紅茶ではなく珈琲の名産地だったとか。

ところが昔のある日、珈琲がコーヒーさび病という病気にかかり壊滅的打撃を受けた事を受け代替作物として選ばれたのが茶栽培だったそうなんです。
そして、小さな島国になんと世界遺産が8つも存在しています。

アジアのマチュピチュと称されているシギリヤロック、と聞くと「あぁ!」とイメージが湧く方もいるかもしれませんね。

やっぱりカレーが主食

やっと本題に入って行きたいと思います。
スリランカと言えば!そうです、カレーです。
彼らの食生活の90%以上にカレーが関わっていると行っても過言ではありません。

インドのカレーとは違いスリランカのカレーはサラサラとした水気の多いカレーです。
原料もインドカレーとは少し違い、ココナッツミルクを使用したマイルドなカレーや、鰹節(こちらではモルディブフィッシュと言う)を出汁に利用したシーフードカレーなどスリランカ独特のカレーが展開されています。

毎食カレーで飽きないのだろうかと疑問に思ったりもしたのですが、彼らは同じ食べ物を毎食食べている感覚はなく、朝はロティ(クレープの様なもの)または麺とカレー、といった感じ。
彼らにとって実は昼食こそが一番大事です。
昼はライスと、カレーを食す、等と主食の種類を変えたり、カレーの種類(シーフード、チキン、ビーフ、ベジタブル(オクラカレーなんていうカレーもあります)等)を変えたりいろんな工夫を施しているようです。

興味深いので調べてみたところ毎食米でカレーを食べていない背景には、内戦中の食糧難時代に粉の配給がアメリカからあり、そこから粉製品食べる文化が産まれたそうですよ。
近々スリランカに行こうと思っている、将来的に行ってみたいと思っていらっしゃる方は、ぜひ、ホテル(マウントラヴィニア、シナモングランド 等)でスリランカのカレーを食してみて下さい。いろんな種類のお店でカレー食べてみましたが、ホテルのカレーが一番美味しかったです。
(丁寧に出汁をとっている、塩加減を考えている印象)




そうそう、スリランカの物価は毎年毎年上昇を続けており、ガイドブックに載っていた300円のはずのカレー(2012年発刊)が450円に、7000円のはずのアーユルヴェーダが9000円に等と行ってびっくりな事が多くありましたよ。
まだまだこれからが楽しみな国ですね。



 

更新: 2015年3月25日

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