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【こだわりの一皿】
名物イワシ料理「割烹味とめ」|三軒茶屋

人気レストランの思いを「この一皿」の誕生秘話を通して発信します。弊社編集部員が足を運び、ファンになっているお店のみの掲載です。

三軒茶屋のすずらん通りの端にある、2階建ての日本家屋、割烹 味とめ。

『昭和』という言葉が似合いすぎる、和食居酒屋はすでに創業45年を越えている。

初めて足を踏み入れる人は、きっと驚くだろう。

しかし、このお店は何もかもから、愛情を感じることができる不思議なお店。

今回は愛すべき名物女将さんとともに、イワシ料理をご紹介。

いつも満面の笑顔で迎えてくれる、女将さん(辻 教子さん)が、千葉県・鋸南町から世田谷へ嫁いだのは昭和44年のこと。当時は、ご主人が厨房に立ち、ふぐと天ぷらの割烹のお店だったそうだ。現在は、2人の息子さんが厨房を守っている。

「お客さんが食べたいものどんどん考えなくちゃ、と思ってね。色々とアイデアを出していたら、メニューが増えたのよ 笑」

と、笑顔だが、お店の壁は全てメニューで覆い尽くされていて、350品以上はあるはずとのこと。メニューの上に、メニューが貼ってあるなんてことは、当たり前。

そして、驚くべき点は、ウツボ、鯨、カエル、などの名前もサラリと表記されているところ。

しかし、ここ味とめの名物と言えば、イワシ料理。

千葉の銚子港から新鮮な刺身用のイワシを仕入れ、様々な料理に変化させていく。

イワシのメニューだけで、鰯天ぷら、鰯梅串揚、鰯刺し身、鰯なめろう、鰯チーズ巻、鰯ピザ、鰯紫蘇巻、鰯キムチ揚、鰯磯部揚など、まだまだ書ききれないほどのメニューのラインナップだ。

鰯つくしの、鰯コースもあるほど。

そんなイワシ料理コレクションの中から今回は、“鰯のおろしポン酢”と“鰯のお刺身”をご紹介。

「おいしいのよ、おろしポン酢と食べる鰯の唐揚げ~!最近の人気なの。どんどん新しいお店がオープンするから、負けてはいられないのよ。頭の中は常に新メニューのアイデアが一杯なのよ!!」と女将さん。

さあ、お待ちかねの鰯のおろしポン酢が登場。

もちろん、店内メニューのイメージ図とは異なる登場で(笑)テンションがあがります。

こうでなくっちゃ、味とめさん。カリッと揚げられた2尾の特大鰯の下にはポン酢がかかった野菜のサラダがたっぷり、そして横には大根おろし

刺身用のイワシが使用されているので、魚の臭みなどは一切なく、表面パリパリ、中はフワフワというまさに、お店で味わう意味のある逸品。

お昼は、これに小鉢が2品にお漬物、ご飯、お味噌汁で720円。お値段も昭和並み。

夜は単品でオーダー可能。恐るべきなのが、350品以上あるメニューのほとんどが、

定食となるという荒業をも持っているのだ。

「肉厚の鰯の刺身も、ぜひ食してほしい一品。これが、新鮮な味わいなんだとわかるから」と女将さん。こちらも、悔しいぐらいに、おいしいのだ。

昭和の象徴、ピンクの電話でお酒のオーダーをし、そろばんでお会計をする女将さんは、すでに70も後半。こんなに元気でいられる歳の重ね方をしたい。

最後に「今ね、自家製のキャラ葺があるからね。サービスしてって言ってくれれば、サービスするって書いておいて!」と少女のような笑顔でアピール。

ずっとこのままあり続けてほしいと思う名店の一つだ。

辻 教子

代表:名物女将 辻 教子

昭和43年創業の味とめの名物女将として、日々店舗に立つ。

味とめアジトメ

味とめ

住所:
東京都世田谷区太子堂4-23-7
TEL:
03-3422-5845
営業時間:
月~金 9時30~24時30分土・日・祝 15時30分~24時30分
定休日:
不定休

更新: 2016年5月25日

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