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編集部が訪れた美味しい名店『足跡レストラン』|チオリ|四谷三丁目

編集部の足跡コメント

連載「足跡レストラン」では、編集部が行きつけのお店や、注目しているエリアの名店など、実際に足を運んで、食べて、飲んだレポートをお送りします。

四谷三丁目、荒木町エリアといえば、明治時代に花街として栄え、飲食店が軒を連ね、芸者さんが行き交う風情を未だに残す、東京屈指の美味しいお店の集積地。京味出身のシェフが営む「車力門 ちゃわんぶ」、実直な仕事とお得なコースですっかり予約の取れない人気店になった「和食 こんどう」、中華の名店「桃の木」出身で和食と中華を融合させた「の弥七」、もともと新宿三丁目時代の「レンゲ」で修業していたシェフのエビ・カニ専門店「うぶか」、滋味あふれる優しい中華で人気の「敦煌」、そしてフレンチの巨匠・三谷シェフが六本木ヒルズから移転した「L'esprit MITANI a GUÉTHARY(レスプリ・ミタニ ア ゲタリ)」、数え上げればきりがない名店の数々。

そんな中でご紹介したいのが、夫婦二人で営む小さなワインバー「chiori(チオリ)」。ニュージーランドのワイナリーで働いていた経験のある旦那さんが選ぶワインと、パティシエとしてホテルや星付きのレストランで修業された奥様の料理のコンビネーションが絶妙なお店。居心地の良い雰囲気も相まって、ついつい長居してしまうのです。

まず最初にいただいたのが自家製のパン。こちらの写真はバケットですが、この日はブリオッシュに、ナッツが入ったカンパーニュっぽい酸味のあるパンに、ライ麦のパンと、4種類ほどいただきました。自家製のパンを提供しているレストランは珍しくありませんが、こちらはなんと酵母から自家製でおこしているんだとか。さらにはこれだけの種類を作っているというのもスゴイこと。料理に合わせたパンをいただけるというのも嬉しいですね。

続いてはサラダ・ニソワーズ。南フランスのニースで食べられているお馴染みのサラダですが、こちらのツナが自家製。そして甘味たっぷりのジャガイモに載っているのがこれまた自家製のタプナード。手前に誇らしげに立っているのがツナで、その見た目からツナ=マグロであったことを思い出させてくれます。このスパイスが優しく効いたジューシーなツナを崩しながら、フレッシュな山盛り野菜とともにいただきます。

続いて前菜。こちらのお店の隠れた名物であるウニタマゴ。あぶったウニの下にはとろとろタマゴ、そこにオマールでとった濃厚なアメリケーヌソースがかかっています。もちろん余すところなくバケットですくい取り、綺麗にいただきました。そして自家製シャルキュトリの盛り合わせは、しっとりジューシーな牛の生ハム、とろける鶏肉のパテ、ふんわり食感のリエット、そして肉々しく、弾力のあるフォアグラ入りのパテカン。どれもお酒が進む美味しさです。

ちなみに、最初のワインは白でというオーダーにはこちらの提案をいただきました。左はテラヴァンのオールザットジャズ ソーヴィニヨンブラン、右はサザン・クロス ホークスベイのピノグリ。その他、ワイパラ地区のザ・クレーター・リムのピノ・ノワール、オーストラリアはヴィクトリア州の奇才パトリック・サリヴァンのソーヴィニヨン ブラン・モスカート ジャッロ・マルベック・ピノノワールと4品種をブレンドした「BONKAERS」など、料理に合わせて多彩なワインに巡り合えました。

さて、料理も終盤。自家製ベーコンを使った濃厚なカルボナーラ。ベーコンから旨みが染み出たクリームソースに、アルデンテのパスタが絡みます。そして羊のグリル。付け合せにはラタトゥィユ。ハーブをまぶして焼かれたラムは柔らかく、ピノ・ノワールと好相性。

すっかり飲んで、食べて、居心地の良さに和んだ晩餐となりました。カウンターだったため料理のこと、ワインのことも色々とお話しをきかせていただき、見送りもとても気持ちよく、心地よい食後感。ひとつひとつ丁寧に手作りした品々はきっと、おふたりの人柄が表れているのでしょう。

chioriチオリ

chiori

住所:
東京都新宿区荒木町7-14
AXAS四谷三丁目 1F
TEL:
03-5925-8561
営業時間:
18:00~24:00LO、土・祝18:00~22:00LO
定休日:
日曜日
URL:
http://www.facebook.com/chiori.winebar

更新: 2017年1月25日

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