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未だ見ぬ、奥深い味と香りを求めて

|メキシコの風、吹く[21]|
第三章 メキシコの風が吹く店⑤
大人気店の東京1号店「Elborracho」
ディープな郷土料理が食べられる店「Don Blanco」

TEX-MEX、伝統的なメキシコ料理、そしてテキーラの風を追いかけてきましたが、まだまだ知らないことばかり。というわけで、本場の文化を伝えようと奮闘しているシェフのみなさんに各地の郷土料理や、名物料理をご紹介してもらいながら、メキシコのさらなる深淵へとご案内いたします。

日本橋/Elborracho

マリネーラ

現地の流行を素早くつかみメキシコと時差のない料理を追求

福岡で6店舗を構える大人気店エルボラーチョの東京1号店。メキシコで2年間修業した、オーナーの杉山芳文さんが現地で学んだ味を日本人の舌に合わせることなく、そのまま再現した本格的なメキシコ料理がいただけます。メキシコでジャンルの異なる5つのレストランで修業をした杉山さんがベラクルス州のシーフード料理店で出合ってハマってしまったのが、漁師料理「マリネーラ」(842円)。豊富なメニューの中でも1、2位を争うほどの人気の1皿で、訪れた人のほとんどが注文する看板メニューです。今後は、銀座コリドー街に加え、カンクンにもお店を出店する予定で、限りなく本場に近い料理を追求していくそう。

 

マリネーラ
フレッシュなタコと完熟トマトをニンニクと唐辛子で炒めた、マリネーラ。超がつくほどの強火で豪快に炒められたタコは燻製されたようなスモーキーな香りが漂い、シンプルなトマトソースに深みを与えます。メキシコではベラクルスなど主に沿岸部で食べられ、マリネーラ専門の屋台もあるとか。エル・ボラーチョでは、1人1皿食べる人も多く、辛党の方は追加でハバネロのトッピングを!

メキシコ産のクラフトビール「デイ・オブ・ザ・デッド」(864円)。バハカリフォルニア州で長年受け継がれていた醸造技術を用いて造られたクラフトビールファン注目のビール。ヘーフェバイツェン、アンバーエール、IPA、ポーターの4種類をラインナップ。

エルボラーチョ

TEL:03・3527・9285
住所:東京都中央区日本橋室町2・3・1コレド室町2 2F
営業時間:11:00~22:30LO不定休(コレド室町2に準ずる)

新橋/Don Blanco

実は裏メニューが豊富!?ディープな郷土料理をどうぞ

通常のメニュー以外に、本格的かつ少々マニアックなメキシコ料理の裏メニューが無数にあるというドン・ブランコ。その裏メニューの中でも、メキシコの方やメキシコの住んでいた人に特に人気なのが、「タマレス」(500円)なんだそう。「現地では、屋台で売っていたり、近所のおばちゃんが作ったものを、子どもたちにおやつとして配るような、すごく身近な庶民の食べ物。日本でいうとおにぎりみたいな存在ですね」とは、店長の佐々木浩史さん。他にも、メキシコ版サンドイッチの「トルタ」やメキシコ風のモツ煮込み「メヌード」など日本ではなかなか食べられない料理がたくさん。よりディープなメキシコ料理を味わいたいなら、ぜひコチラヘ!

タマレス

メキシコだけでなく、ラテンアメリカ全般で食べられるタマレス。練ったマサ(とうもろこしの粉)をバナナの葉やとうもろこしの皮に包んで蒸したもの。具材は豚や鶏などの肉、チーズ、野菜などさまざま。味付けもスパイスの効いた辛口のものからドライフルーツなどが入ったちょっと甘めのタマレスもあるそう。アステカ時代やマヤ時代には軍人、旅人などが持ち運びの出来る弁当として重宝していたという、古くから伝わる料理です。

ワラチェ

こちらも裏メニューのワラチェ(1個400円)。ワラチェとはメキシコ版のわらじのようなサンダルで、その形に似ていることからワラチェと呼ばれています(諸説あり)。トルティーヤをわらじ型にして、その上に様々な種類のサルサを載せて、お肉や豆などの具材を載せた手軽な屋台料理。サルサや具材に違いによって、その味は無数になり、日本のもんじゃ焼きのような存在なんだそう。

ドンブランコ

TEL:03・5401・2066
住所:東京都港区新橋3・18・7桃山ビル3F
営業時間:17:30~23:30 日定休

Text:辺土名悟(GRINGO&Co.)
Photo:阿部ケンヤ、加藤純平

※こちらの記事は2015年6月20日発行『メトロミニッツ』No.152に掲載された情報です。

更新: 2017年2月17日

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