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編集部が訪れた美味しい名店『足跡レストラン』|雪園|京橋

編集部の足跡コメント

連載「足跡レストラン」では、編集部が行きつけのお店や、注目しているエリアの名店など、実際に足を運んで、食べて、飲んだレポートをお送りします。

先日は「三州屋」のカキフライをご紹介しましたが、この銀座・京橋エリアにもうひとつ牡蠣の季節に欠かせないお店があるのです。それは中国料理店「雪園」。京橋駅と銀座一丁目駅の間。近くには日本を代表するパティシエ杉野英実氏のお店「HIDEMI SUGINO(イデミ・スギノ)」や、行列のできるアジフライで有名な「京ばし松輪」、数々の名鮨職人を輩出してきた老舗「与志乃」があります。3階建の一軒家レストランで供されるのは東京でも珍しい湖南料理。「辛くないことを恐れる」と言われるくらい辛い料理として知られていますが、「雪園」の料理の辛さはコク深く香高く、そしてレストランならではの上品さを兼ね備えているのです。本日いただいたのは、冬季限定の「牡蠣と豆腐のピリ辛石鍋ご飯」。この季節だけの名物メニューです。

三階建ての建物は1階がフロント、2,3階が客席になっており、これぞ中国料理な円卓もいくつか。高級感が漂う店内はランチの時間も界隈の食通のみなさんでいつも賑わっています。通年で提供している担々麺やフカヒレそば、タラバガニの炒飯といったメニューも人気ですが、「牡蠣と豆腐のピリ辛石鍋ご飯」は毎年楽しみにしているファンが多く、3月くらいまでの限定メニュー。小菜(この日はカボチャの素揚げとともに油淋鶏)、とろみがついた酸辣湯風のスープ、お漬物、そしてデザートにタピオカがついて1,340円。中国茶がポットで供されるので、優雅にランチをいただけます。スープにはふわふわの溶き卵と細く切られた豆腐が入っており、これまた美味でした。

ぐつぐつと音を立てて石鍋で出てくる「牡蠣と豆腐のピリ辛石鍋ご飯」。オイスターソースや豆鼓の風味が香る濃厚な餡の中には、大きな牡蠣が5つほど。牡蠣を頬張れば、餡の旨みと牡蠣のミルキーなエキスが口の中で混ざって、何とも言えない幸福感に満たされます。シイタケとタケノコが食感のアクセントになり、添えられた香菜もまた名わき役に。ファンが多いのも頷けるお味です。程よい辛さと、熱さで食べ進めるうちにじんわり汗が出てきます。

サイドメニューにいただいた大きな自家製焼売。中に入っている挽肉は舌触りが良く、驚くほど柔らかいのが特徴。注文してから蒸し上げるため少々時間がかかります。デザートのタピオカはあんことフルーツ入り。食後にピッタリなさっぱりした口当たりです。

冬の時期にしかいただけない「雪園」の名物。濃厚ながらも辛さも上品で、牡蠣の美味しさを活かした老舗高級中華店の底力を思い知らされる1品です。ぜひ、シーズンが終わる前に訪れてみてください。

雪園 京橋店セツエン キョウバシテン

雪園 京橋店

住所:
東京都中央区京橋3-6-3
TEL:
03-3535-5931
営業時間:
11:30~15:00、17:30~22:00 (コース20:00LO),、祝日12:00~15:00、17:30~21:00 (コース L.O.18:30)
定休日:
日曜日、年末年始

更新: 2016年12月14日

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