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この料理に感動した『こだわりの一皿』|担々麺|龍の子|渋谷

人気レストランの思いを「この一皿」の誕生秘話を通して発信します。弊社編集部員が足を運び、ファンになっているお店のみの掲載です。

正宗・四川料理が楽しめる原宿「龍の子」はオーナー安川哲二さんが、1977年にオープンしたお店だ。
竹下通りと明治通りの交わる地の地下にそのお店は存在する。すでにこの地に店を構えて、この2月で37年目に突入するという。
このお店のファンは多く、昼も夜も大盛況だ。
そんなお店で人気を博しているメニューが、「担々麺」。

この坦々麺、正式名称は「正宗四川辣味そば」。
安川氏の師である陳建民氏直伝の味、龍の子特製の担々麺とのこと。
そもそも日本で食されている坦々麺は、日本の四川料理の父と言われる陳建民氏(陳建一氏の父)が始めたものと言われている。

その担々麺の流儀を守る、龍の子の「担々麺」は白胡麻の風味豊かでまろやかな濃厚スープに細麺が絡み合い、クセになってしまう味わいだ。

上にのっている具材は、青菜に挽肉、細かく刻まれたザーサイといたってシンプル。混ぜながら、バランスよく食べ進めていくとあっという間に完食。
龍の子の担々麺は、辛みが強くないため、辛さに弱い方でも安心して食すことができる。

そして「龍の子」は、なんといっても、オーナー安川さんの人間味も味わいの一つ。
現場で腕を振るう安川さんの元には、若手の料理人たちが集い日々修業を積んでいる。
それにもかかわらず、自ら電話に出ての接客も行うほか、ニコニコと下げ物をする姿には感銘を受けた。
取材中も、
「温かいうちに食べて、食べて」
とみずからレンゲや取り皿への気配りをしてくれる。

お店が繁盛するには、やはりそれなりの理由がある。
お料理が美味しいのはもちろんのこと、スタッフの空気感、お店から出るなんともいえない空気。それらを生み出すのはやはりオーナーの力。

「龍の子」の場所はわかりやすくない。
一見さんはとても入りにくいビルの地下にあるにもかかわらず、37年という月日を守り続けているのには、安川さんの人間力に惹かれる人が多いからに違いない。
一度会ったらファンになってしまう料理人、安川さんの「担々麺」で温まろう。

安川 哲二

オーナー  安川 哲二

1948年福岡県生まれ。
専門学校卒業後、東京「四川飯店」で修行、日本における四川料理の祖といわれる、陳建民氏、中国料理の鬼才といわれた岡野国勝氏に師事する。
「唐人飯店」「香港飯店」「味の一番」等で料理長を務めたのち、1977年東京・原宿に「龍の子」を開店。
本格的な正宗・四川料理を基本としながら独創的な料理の世界を展開している。
様々な調理師専門学校などで指導するほか、TV出演、雑誌掲載多数。

龍の子リュウノコ

龍の子

住所:
東京都渋谷区神宮前1-8-5
TEL:
03-3402-9419
URL:
ryunoko.com/

更新: 2013年2月13日

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