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|CRAFT BEER IMPACT[9]|
日本のクラフトビール その実力を堪能できる 東京のお店 part03

ここ1~2年、東京ではクラフトビールをカジュアルに飲める店が徐々に増えてきました。一方、以前からある、提案性に富んだ名店も混在。店のスタイルも様々揃い、今、東京中がスゴくいい状態!

日本のクラフトビール文化の立役者的な老舗/麦酒倶楽部 ポパイ(両国)

世界中のビアバーを格付けするアメリカの人気サイト「ratebeer」で、2010年、2011年とベスト5に選出されるなど、国内外から注目を集める有名店。創業は27年前。初めは洋風居酒屋だったこともあり、今でも肩肘張らずに楽しめるカジュアルな雰囲気が魅力です。オーナーの青木辰男さんは、現在に至るまでの経緯をこう振り返ります。「飲食業界で働き始めた約40年前から、多彩なビールを揃える店を作るのが私の目標でした。大手数社のビールが独占状態の頃は叶いませんでしたが、94年以降、日本でもクラフトビールの醸造が解禁となり、長年の夢が実現したのです」。そんなポパイの最近のニュースは、ビアサーバーを増設したこと。すべて合わせて全100タップと、日本屈指の数になりました。実は、このサーバーは青木さんが考案したもので、ビアスタイルごとにガス圧を調節できるというもの。当初は革新的な技術でしたが、今では多くのお店で導入されています。「ビールの中には、数えきれないほど複雑な味や香りが存在しています。そのため炭酸の割合を増減させることで、雑味を抑えたり、美味しさを引き立てたり、味のコントロールをすることも可能です」。今後も長年の経験から得た知識を広め、日本のビア文化をより盛り上げたいと青木さんは語ります。

こちらのおすすめのお料理は醤油のコクの元と同じ成分が入っている黒ビールを煮込み料理に使用した「スペアリブのスタウト仕込み」など、経験と研究に基づいて開発されているメニューの数々。ホップの苦味を利用して肉の旨味を引き立てるといったシナジー効果まで計算済みだそう。デザートにはバーレイワインを贅沢に使用した「バーレイパウンドケーキ」がオススメ。甘さが抑えられているため、こちらもビールとの相性は高いです。

麦酒倶楽部 ポパイ

(提供ビール) 国産ビア/常時約 70 種類 価格帯/Half : 609 〜950円、Pint : 924 〜1,425円 取扱銘柄/エチゴビール(新潟県)、プレストンエールブルワリー(栃木県)、みちのく福島路ビール(福島県)など

住所:
東京都墨田区両国2・18・7ハイツ両国駅前
TEL:
03-3633-2120
営業時間:
17:00〜23:30
定休日:
日曜日

Photo 岡本淑、柳大輔、菊田香太郎 Text 佐藤潮、冨山洋和、出羽恵実子

※こちらの記事は2012年7月20日発行『メトロミニッツ』No.137に掲載された情報です

更新: 2016年11月19日

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