SPECIAL

食と暮らしを豊かにする特集記事はこちらです

料理家って日々何かを研究しています!さあ、研究を発表してもらいましょう!

第35回 板倉布左子 さん
イタリア料理を通してのコミュニケーション

イタリア料理研究家として島根と東京で料理教室を開催している、板倉布左子さん。
20代前半で、語学もままならない状態でイタリアへ飛び立ったそうです。
「当時は本当に勢いで(笑)イタリア料理を見てみたい!という一心で、イタリアの料理学校へ飛び込みました。その後、約10年間イタリアに住み様々な経験をつみました」
留学当初は、フードライター志望だったそう。次第に作る方にはまり、料理人の道に。「レストランに入ったこともありましたが、料理を教えること、場(教室)をつくることによって、コミュニケーションが生まれることにとても魅力を感じ、料理学校で講師として勤務しておりました。現地のイタリア人が習う、今のイタリア料理を日本でも紹介していきたいと思っております。」
板倉さんのお料理、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

まだまだ知られていないイタリアン

今回レシピでご紹介いただいた、「季節野菜のラザニア」についての説明を受けながら、本場のラザニアについて教えていただくと、「日本人のラザニアのイメージって、ホワイトソースとミートソースが層になっていて、たっぷりチーズ載せてオーブンで焼き上げるが主流ですよね。
しかし、イタリアではあの生地(パスタ)を使う料理はすべてラザニアなんです。実際、私も初めてイタリアでラザニアを頼んだときには驚きました。
ラザニア・ジェノベーゼとあったので、オーダーしたところ、なんとラザニアのパスタにただのジェノベーゼソースがジャムのようにのったものが3枚ほどテーブルに(笑)なので、今回の季節野菜のラザニアも特にソースなどを使用していないんです」と板倉さん。

野菜の旨み&歯ごたえとラザニアのバランスが最高の組み合せ。白ワインがとっても合います!
そして、旬のプラムを使ったカップデザートは、味のおいしさはもちろん見た目も可愛く、パーティなどにもおすすめの一品です。

今後も幅広く食にまつわる活動を!

現在は、料理教室の他にも「UKAREME」なるユニットを組み、青山のファーマーズマーケットなどにも出店し、地元島根の食材を販売するなどの活動の幅を広げている板倉さん。

「ゆくゆくは、世界と日本を繋ぐようなフードユニットになりたいです」とのこと。
今後の活躍に注目です!

Lasagna con verdure
季節野菜のラザニア

<材料>(2人分)
ラザニアの皮  6枚
ブロッコリー   100g
ズッキーニ    1本
紫玉ねぎ     1/4
スナップエンドウ 8個
アスパラガス   4本
エリンギ      1本
タイム       6本
パルミジャーノチーズ 大さじ4
マスタード    小さじ1
オリーブオイル 大さじ4
塩、コショウ   適量

<RECIPE>
①ブロッコリーの芽の部分を1/4サイズにカットし、スナップエンドウは斜め切りにカットしておく。フライパンに1カップの水を加え、沸騰してきたら、ひとつまみの塩をくわえ、ブロッコリーとスナップエンドウを3分程度加熱し、ザルにあげておく。
②ズッキーニ、エリンギを1㎝×1㎝のさいの目に、玉ねぎは粗みじん切り、アスパラガスは小口切りにカットしておく。
③フライパンに大さじ2のオリーブオイルを加え(分量外)、玉ねぎを炒める。玉ねぎが透明になったところでその他の野菜を加え、10分程度炒める。そのあと、1で加熱した野菜を加え、軽く炒める。火を止めタイムをちらす。
④鍋にお湯を沸かし、塩を加え、ラザニアのパスタをゆでる。
⑤ボールに大さじ4のオリーブオイルと、マスタードを加え混ぜる。そこに3の野菜を加え、よく和えておく。塩で味の調整をする。
⑥お皿にラザニアのパスタを1枚のせ、そこに5の野菜を散らし、パルミジャーノチーズをふりかける。その上に再びパスタをのせ、野菜とパルミジャーノチーズをのせる。同じ工程でもう1層つくり、完成!

Bicchierini variegatei alla prugna
プラムのカップデザート

<材料>:3グラス分(180ml)
クリームチーズ   150g
生クリーム     100ml
砂糖        20g
プラム       5個
サボイアルディ   3本
(フィンガービスケット)

<RECIPE>
①クリームチーズは常温にもどし柔らかくしておく。そこに砂糖を加え、ハンドミキサーで混ぜる。
②生クリームを七分立てにホイップする。
③①と②を混ぜる。
④プラム2個分を小さい賽の目にカットし、3個分はミキサーでジュースにしておく。
※実が硬い場合は、水を少し足す。
⑤サボイアルディをグラスの大きさにカットし、プラムジューズにひたす。
グラスにそのサボイアルディ入れ、その上に③のクリームを乗せる。再び、サボイアルディをのせ、クリームをくわえ、最後に賽の目にカットしたプラムを加え、完成。

板倉布左子さん

板倉布左子さん

1979年生まれ。出雲市出身
2003年 I.C.I.Fマスターコース修了、ディプロマ取得。
その後トリノの老舗カフェBARATTI&MILANOで働きながら、料理探究を深める。
2011年、abcincucina(料理スクール)の開校プロジェクトに携わり、講師として勤務。

2014年2月帰国。地元島根と東京でイタリア料理教室を主宰。伝統的なイタリア料理ではなく、今のイタリアでおもてなしに使われる料理、家庭料理を教えている。テーブルのスタイリングも毎回レッスン、時期に合わせ変え、料理を美味しくすることにこだわった内容でおこなっている。
https://www.facebook.com/fusako.ita

またフードチーム“UKAREME”を結成し、フードPR、人と人、人とカルチャー、フードをつなげる活動を開始。定期的にイベントを開催している。

更新: 2015年6月24日

この記事が気に入ったら
「シェア」しよう

最後までお読みいただき、ありがとうございます

pagetop