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第38回 荒木典子 さん
“和食は難しくない”ということを伝えていきたい!

京都で育った、荒木典子さんが、フランスに渡り様々な経験を積んだ先に気が付いたこと。
それは、『ナチュラルな和食を一番カラダがよろこぶ』こと、『家庭料理にひと手間加えるとごちそうになりおもてなしができる』こと。これらを実感し、1年ほど前から日々和食についてSNS発信をスタートしたのだそうです。(昨年4月より今年の4月まで)
その名も「まいにちのお菜」(Facebook)。このページはあっという間に人気を博し、書籍化になる話が進んでいるとか。そんな荒木さんより今回はほっとできる和食レシピをご提案いただきました。編集部も一瞬で虜になったレシピです!

お家のご飯をきちんと楽しむ

先にご紹介した「まいにちのお菜」
https://www.facebook.com/dailydishesは、月曜~木曜はお惣菜、金曜はおつまみ、土曜は一皿もの、日曜はおさらいという一週間の流れになっており、見ていても楽しい。

今年の5月からは、まいにちから卒業し、日々きまぐれに更新をつづけているとのこと。荒木さんがお菜へ惹かれたきっかけはというと、
「以前から、自宅に友人が集まることが多かったのですが、その友人たちに『何食べたい?』と問いかけると、以外にも凝ったものではなく、お浸しや煮物などのシンプルな家庭料理のお惣菜メニューが多いんです」とのこと。
そうなると、荒木さんは、家庭料理でどのようにおもてなしをするか。
「四季がある日本だからこそ、旬を意識して、おもてなしをしたいのです。春は菜の花のお浸し、冬にはほうれん草のお浸しと、旬だからこそ必要な栄養素がたっぷりと含まれているということも伝えていきたいと思います。そして、その料理を最高に演出する器にもストーリーがあると素敵ですよね」

荒木さんの食器棚には、素敵な京焼の器が凛と並んでいる。
「京焼はシンプルで少し気が利いているものが多いんです。その為、盛り映えもするんですよ。なかなか素敵だなと思う食器と出会うことは少ないので、出会ったときはすぐに購入することを決めています」
料理と器を大切に扱うと、日々の食事が楽しくなるのは間違いない。

和食が身近になる料理教室

今回ご紹介いただくのは、「そぼろごはん・かき玉汁・なすの揚げびたし」。
ほっとする優しい味わいは、荒木さんに毎日ごはんを作ってほしいと本気で思えるおいしさでした。そして、そもそも荒木さんのレシピは、とてもシンプルでわかりやすいのが特徴。

「そうなんです。和食は難しいなと思っている方も、実際に教室で料理を習うと、意外に簡単だ!という発見をしていらっしゃいます。そんな方がどんどん増えていくといいなと思っているんです」
今後はお子様への料理教室や、レストランへのメニュー提供などご自身が感じる和食の魅力を共有していきたいとのこと。

優しい味わいの荒木さんの和食、ぜひご自宅で作ってみてください!

そぼろごはん

<材料> 2名分
鶏ひき肉 200g
A 酒      大さじ1
薄口しょうゆ 大さじ2
みりん    大さじ1/2
砂糖     大さじ1
しょうが汁  小さじ1
片栗粉 小さじ1/2
絹さや 適量
ごはん 適量

<作り方>
1.鍋に鶏ひき肉とAを入れて混ぜ合わせて火にかける。片栗粉に水大さじ1を加えて混ぜ合わせる。
2.混ぜながら全体がポロポロになるまで火にかけて、水分が少しあるときに水溶き片栗粉を加えてとろみをつける。
3.絹さやは塩ゆでして斜め薄切りにする。
4.器にごはんを入れて2を乗せ、3を飾る。

かき玉汁

<材料>2名分
だし 400ml
卵  1個
薄口しょうゆ 適量
塩      適量
黒こしょう  適量

<作り方>
だしを温めて薄口しょうゆと塩で味をととのえる。
卵を溶きほぐし、だしをあたためてふつふつとするくらいの火加減にし、卵をまわし入れてざっと混ぜ合わせて火をとめる。
器に入れて黒こしょうをふる。

なすの揚げびたし

<材料>2名分
なす 5本
A だし     150m
薄口しょうゆ 大さじ1・1/2
みりん    大さじ1・1/2
揚げ油      適量
おろししょうが  適量

<作り方>
なすはヘタを取り、縦半分に切る。皮目に包丁で切り目を入れる。Aを合わせておく。
揚げ油を170℃に熱し、なすを揚げる。揚がったらそのままAにひたしていく。
器に盛りおろししょうがを添える。

荒木典子さん

荒木典子さん

神戸生まれ京都育ちの料理研究家。
お料理上手の祖母と母の影響で食に関心のある環境で育つ。神戸女学院大学文学部を卒業してフランスへ留学し、帰国後調理師学校にてお料理の基礎を学び、調理師免許を取得。
その後、上京して世界文化社株式会社で料理本の編集者として働いたのち、2007年に独立してお料理の道へ。
現在は書籍や雑誌の仕事を中心に、企業へのレシピ提供、カフェの監修などをしつつ、お料理教室を主催。
書籍:『まいにちの和食』KADOKAWA)『グラチネ』(成美堂出版)他
HP: http://arakinoriko.com/

更新: 2015年10月28日

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